いよいよ花粉シーズン本格化!花粉症の人は万全の対策を

3連休明けから、いよいよ花粉シーズンが本格化します。
今年は寒波の影響でスギ花粉の飛散開始が例年より遅めですが、2月末から一気に増加し、3月上旬にはピークを迎えると予想されています。
また、ヒノキ花粉は3月下旬から4月上旬にかけてピークとなる見込みです。

花粉症の方は、これからの時期にしっかりと対策をして、できるだけ快適に過ごせるようにしましょう!
花粉症対策の基本!まずは「花粉を避ける」
花粉症は 「花粉が体内に入らなければ発症しない」 というシンプルな仕組みです。そのため、まずは花粉をできるだけ避けることが重要です。
花粉情報をチェック:飛散が多い日は外出を控える
外出時の対策:マスク&メガネを着用
時間帯を意識する:昼前後や夕方は避け、早朝の外出が◎
服装の工夫:ツルツルした素材の服を選ぶ(花粉がつきにくい)
帰宅時の習慣:玄関前で花粉を払い、すぐに洗顔・うがい
花粉症の症状が出たら?
花粉症の主な症状は、
くしゃみ
鼻水(さらさら)
鼻づまり
目のかゆみ
これらの症状が出始めたら、早めの対策が重要です。
病院での治療:
- 抗ヒスタミン薬で症状を抑える
- 舌下免疫療法(花粉症を根本から改善する治療:シーズン終了後から)
- ステロイド点鼻薬の使用
市販薬を活用:
- 軽い症状なら市販の抗アレルギー薬でも対応可能
- ただし、眠気や口の渇きなどの副作用に注意
「今年は例年より症状がひどい…」と感じたら?
花粉の飛散量や体調によって、毎年症状の程度は変わります。
生活習慣の見直し
- 睡眠不足やストレスはアレルギー症状を悪化させる
- 栄養バランスを整え、免疫力を高める(発酵食品やビタミンCがおすすめ)
加湿・空気清浄機の活用
- 室内の花粉を減らすために、空気清浄機を稼働
- 加湿をすることで、花粉が舞いにくくなる
根本治療を検討
- 花粉症を本気で改善したいなら「舌下免疫療法」
- 2年以上の継続が必要だが、体質改善が期待できる
まとめ:花粉と上手に付き合おう!
スギやヒノキも自然の一部。完全に避けることはできませんが、 正しい対策をすれば症状を最小限に抑えることが可能です!
症状がひどくなる前に、早めの受診をおすすめします。
花粉症シーズンを少しでも快適に乗り切るために、今からしっかり準備をしましょう!
健康は、あなた自身が知り、選び、整えていくものです。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
日本温活協会認定温活士
日本環境管理協会認定環境管理士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)

投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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