💡「アトピーの薬は一生続けなきゃダメ?」その誤解にお答えします🧴🌿

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です🌸
先日、ある患者さんからこんな質問をいただきました。
「先生、アトピーの薬って一生続けるんですか?」
こうした質問、皮膚科でもとてもよくあります。
🧴薬をやめられる人も、実際にいます😊
「アトピー=一生治らない」
そう思っていらっしゃる方が本当に多いのですが、実際には薬をやめられる人もいらっしゃいます。
もちろん、その背景にはさまざまな理由があります。
- 年齢とともに症状が落ち着くタイプのアトピー
- 生活習慣やスキンケアを徹底して炎症をコントロールできている人
- 実はアトピーではなく、別の皮膚炎だったケースも
しかし一方で…
- 薬をやめて数か月で再発する人
- 季節やストレス、ホルモン変動で悪化する人も多くいます。
🎓それでも私が「卒業できるかもしれません」と伝える理由
私は、どんな患者さんにも「いつか薬を手放す日が来てほしい」と願いながら診察しています😊
もちろん、完全に治すことは難しい場合もあります。
でも、薬を使わなくても快適に過ごせる日常を目指すことはできます。
そのために、私は全力で努力します。
そして、あなたにもちょっとした努力をお願いしたいのです。
🌱「何をすればいいの?」と思った方へ
アトピー改善のヒントは、意外と身近なところにあります。
✅睡眠
- 寝不足は肌の回復力を下げます💤
✅ストレスケア
- 自律神経が乱れるとかゆみが強くなることも💢
✅スキンケア
- 洗いすぎ・こすりすぎはNG!やさしく保湿がカギ🧴
✅食生活
- 腸内環境やアレルギーの影響を受けることも。甘いもの・乳製品の取りすぎに注意🍰
🧬それでも「一生続ける」ことになる場合もある
アトピー性皮膚炎は、
- 遺伝的体質
- 皮膚バリア機能の問題
- アレルギーの感受性
などが関わっており、完全になくすことは難しい病気でもあります。
でも、それでも…
「できることは全部やってみた」と思えるかどうかが大事
私はそう考えています。
🌸「上手につきあう」ことも、立派な治療です
薬がなくても症状が出ないことを「寛解」と言いますが、
- 一生アトピーと闘うのではなく
- アトピーと“共に暮らす”感覚でコントロールする
この姿勢が、とても大切です😊
そしてそのお手伝いをするのが、皮膚科医の役目だと思っています。
📝まとめ
- アトピーの薬をやめられる人もいますが、全員ではありません
- 「完治」ではなく「コントロール」を目指すことが現実的です
- 生活習慣やスキンケアの工夫で**“薬のいらない日”を伸ばす**ことができます
- それでも難しい場合は、上手に薬とつきあっていくのも一つの選択肢です
💖最後に…
私のクリニックに通うことが、あなたにとって「通ってよかったな」と思える時間になりますように。
治ることをあきらめない
でも無理はしない
あなたらしい選択を、私たちはいつでも応援しています🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)