カビと戦う“皮膚と肺”のW対策

🦠夏のカビ繁殖による「夏型過敏性肺炎」と「汗疱・とびひ・マラセチア毛包炎」特集

👉 呼吸器×皮膚科×抗加齢のトリプル視点からの予防と対処法!

こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です😊
夏になると増えるのが「カビ」――実はこれ、皮膚にも肺にも悪影響を及ぼす“見えない敵”なのです⚠️

このブログでは、
✅ 肺のカビトラブル=「夏型過敏性肺炎」
✅ 皮膚のカビトラブル=「マラセチア毛包炎」や「とびひ」「汗疱」
について、呼吸器内科医×皮膚科×抗加齢医学の視点で分かりやすく解説します🧬

🫁【1】夏型過敏性肺炎とは?

夏になると咳が出る、微熱が続く、息切れが気になる…
そんな方は「夏風邪」ではなく、“カビ”による肺炎かもしれません!

🔍 原因は?

  • 主に住宅内のトリコスポロン(Trichosporon)というカビ
  • 特に古い木造住宅・布団や押し入れにカビが生えやすい環境がリスク⚠️

🧑‍⚕️症状の特徴

  • 乾いた咳が長引く(2週間以上)
  • 微熱が続く
  • 胸の痛みや息苦しさ
  • 朝よりも夜に悪化しやすい

📌診断と治療

  • 胸部CTや血液検査(KL-6やSP-D)が必要
  • 根本治療は「カビを除去すること」
  • ステロイド薬で炎症を抑えることもあります

🧴【2】カビと皮膚の関係:「汗疱・とびひ・マラセチア毛包炎」

夏の皮膚トラブルで意外と多いのが“カビ”が関係する炎症性皮膚疾患です💥

🩸A. 汗疱(かんぽう)

  • 小さな水ぶくれが手や足に出る
  • 高温多湿で汗がたまり皮膚がむれることで起こる

🧴ポイント:
👉 石けんの使いすぎや、足の蒸れを放置しないよう注意!
👉 通気性の良い靴下+保湿+抗炎症外用剤で改善◎

🌊B. とびひ(伝染性膿痂疹)

  • 子どもだけでなく大人にも感染⚠️
  • かいたところに黄色ブドウ球菌やA群溶連菌がつくことで起きる

🧴対策:
👉 早めの皮膚科受診+抗菌薬が鍵!
👉 免疫力が落ちている時にかかりやすいため、疲労回復も重要✨

🔬C. マラセチア毛包炎

  • 顔・首・胸・背中などにブツブツが増える
  • 原因は皮膚常在菌「マラセチア(真菌)」の異常増殖🧫

🧴特徴:
👉 ニキビと間違われやすいが、抗菌薬では効かない
👉 抗真菌薬やケトコナゾールシャンプーが効果的✨

🧬【3】抗加齢医学の視点:カビに強いカラダをつくる

カビに感染しやすい人には共通点があります👇

🔻 カビに弱くなる要因

  • 自律神経の乱れ(ストレス・睡眠不足)
  • 腸内環境の悪化(免疫力の低下)
  • 糖質・加工食品の多い食生活
  • ビタミンD不足(免疫力が下がる)

🧘‍♂️対策はこれ!

✅ 睡眠の質向上(深睡眠で免疫を強化)
✅ 腸活(発酵食品+食物繊維)で免疫を整える🦠
✅ ビタミンD補給(魚・日光浴)で抗菌ペプチドを活性化
✅ 糖質を控えることでカビの栄養源を減らす

→ 抗加齢的ケアは、「カビに勝てる体質づくり」につながります💪

🌿まとめ|皮膚と肺、Wで守るカビ対策

項目呼吸器皮膚
カビによる疾患夏型過敏性肺炎マラセチア毛包炎・汗疱・とびひ
主な原因家屋のカビ・トリコスポロン高温多湿・常在菌バランス
対策環境整備・免疫強化通気・清潔・外用薬
共通するケア自律神経・免疫・食事・睡眠など抗加齢的アプローチ

🏥当院では、皮膚科と呼吸器内科が連携し、
「夏のカビによる皮膚・肺トラブル」に早期から多角的に対応しています。

「汗が多くなってから肌が荒れる」
「夏になると必ず咳が出る」
そんな方は、“夏のカビ”の影響を疑ってみる価値があります🦠

📞お気軽にご相談ください!
健康な“肌”と“呼吸”で、爽やかな夏を乗り越えましょう🌿💨

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ 主宰
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)