🌬️【警報レベル】東京都で16年ぶりの“11月インフルエンザ流行警報”

乾燥+寒気=インフルエンザが一気に広がる条件がそろいました

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の山口裕礼です。

❗東京都、11月の“流行警報”は16年ぶり

11月3日〜9日(第45週)の患者報告数が警報基準を超えたと東京都が発表しました。
なんと 11月に警報が出るのは2009年以来、16年ぶり です。

昨年より6週も早く基準超え。
すでに「異常な伸び方」で流行が拡大していると言ってよい状況です。

🌞 関東は“カラッと乾燥”+今週は“冬の寒さ”へ

この組み合わせはインフルエンザウイルスにとって最適の条件です。

  • 先週末〜今週前半:晴れて空気が乾燥
  • 今週:寒気が流れ込み、12月並みの気温
  • 19日(水):最高気温13℃
  • 20日(木):最低5℃で今シーズン一番の冷え込み

乾燥と寒さがセットになることで、
ウイルスは長く空気中に漂い、
ヒト側の粘膜の防御が落ちて、感染が一気に広がります。

🛡️ インフルエンザが広がる条件がそろった今こそ

ワクチンの“真価”が出るタイミングです✨

ワクチンは「重症化予防」が最大の目的ですが、
流行が一気に立ち上がる今は
発症のブレーキをかける効果も大きい時期です。

まだの方は、どうか検討してくださいね💉✨
(接種の自由はもちろんあります。
ただ、こうした“社会の大河の流れ”——歴史の中で培われた公衆衛生の知恵に乗る、という考え方も大切です。)

🍃 なぜ乾燥でインフルエンザにかかりやすくなるの?

湿度が低いと、のどの粘膜のバリアが弱くなり
ウイルスが入り込みやすくなります。

📌 乾燥=ウイルスが空気中で長く生存
📌 粘膜の防御力低下=侵入されやすい
感染リスクが急上昇

🧤 今日からできるインフルエンザ予防4つのポイント

① マスク & 人混みを避ける

特に高齢者・基礎疾患のある方は要注意。

② 帰宅後の手洗い・うがい

地味ですが一番効きます✨

③ 室内の湿度を 50〜60% に

加湿器、濡れタオル、洗濯物の部屋干しもOK。

④ 栄養・睡眠で“体力の貯金”を

疲れ・寝不足も感染リスクを上げます。

🤒 それでも感染することはあります

そのときは…

  • 早めに受診
  • 水分をしっかり
  • 無理をしないで休養

当院でも、インフルエンザAにかかった後に
咳だけ長く残る患者さんが今年とても多いです。
気になる症状があれば、早めにご相談ください。

📝 最後に

今年は“例年のパターン”では語れないスピードで流行が進んでいます。
乾燥と寒気が重なる今週は、特にご注意ください。

みなさんの健康を守るため、
当院もしっかり対策を続けてまいります。
どうか温かくしてお過ごしくださいね❄️💛

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投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞