クリニックだより 内科

2023年最新版|コロナ後に咳が止まらなくなる人の特徴(咳、痰がらみ)

内科

もともと気管支が弱いのかもしれません


・笑うと咳がでる

・大きな声で咳が出る

・深呼吸すると咳が出る

これらの原因によって咳が出る理由は・・・

空気の通り道が敏感になっているからです

コロナ前から下記のような経験はありませんか?

● いつも風邪の後に咳が長引く

● 季節の変わり目の春や秋から冬に咳がでやすい。

● 寒い風、クーラーにあたった時に咳が出る

● たばこの煙、寒暖の差、電話での長話で、咳き込む

● 電車やバスに乗ると咳がでる

● 以前に喘息になったことがある

● 喘息の継続の治療がなかなか出来ない

このような症状がある場合は、もともと気管支が弱いことを疑います。

その病気の代表として、ぜんそく(喘息)の患者さんはこのような咳の特徴があります。

コロナになった影響から喘息(ぜんそく)になる場合もあります

なぜ咳がでやすいのか・・・

咳は空気の通り道(気管支)の表面が刺激されることによって咳が出ます。

水や食事を間違えて気管(空気の通り道)の方に入った時(誤飲、誤嚥)は、むせこむように咳が出ます。

しかし、

普通なら咳が出ないような、空気の刺激で咳が出るのがぜんそく(喘息)の特徴です

なぜ、ちょっとした刺激で咳が出るか・・・

ぜんそく(喘息)患者さんでは、空気の通り道(気管)の表面が敏感になっているからです。

例えば

・手荒れをしていると、熱いものや冷たいものに対して敏感になります。

・肌の日焼けや軽いやけどをすると、お風呂に入った時に肌が敏感になり、いつもより熱く感じると思います。

ぜんそく(喘息)の患者さんでは空気の通り道(気管)の表面が荒れている、日焼けをしているイメージです

そのため、普通なら咳き込まない、ちょっとした刺激で咳が出るのです。

例えば、マスクをした方が咳き込みにくいのは、刺激が軽減されるからです。

治療のイメージは、空気の通り道(気管)の表面の荒れや、日焼けを直す感じです

アレルギーが原因となる咳や息切れの診断や治療は特殊性があります。


呼吸器内科・アレルギー科における特有の検査が必要です

心当たりがあったり、気になる場合は

呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関

へ受診してください。

2023年最新版|新型コロナウイルス感染症後の咳の止め方【コロナ後遺症】

笑った時に咳がでる場合は喘息が疑われます


ぜんそくは気道の炎症が引き金

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。