クリニックだより 内科

針治療による後鼻漏の改善:西洋医学の視点から

内科

針治療(アキュパンクチャー)とは何か?

私は内科医であり、日々西洋医学に基づいた診療を行っています。

最近、ある患者さんから、針治療(アキュパンクチャー)が後鼻漏の症状改善に効果的だったとの感想を頂戴しました。

針治療は東洋医学の一部であり、体の「気」の流れを調整して健康を取り戻すことを目的としています。

針治療と西洋医学の評価

西洋医学の視点から見ると、針治療の効果を評価するのは困難なことがあります。

これは、針治療の理論が西洋医学のアプローチとは異なるからです。

しかしながら、近年の研究により、針治療が特定の症状や疾患、特に疼痛の管理において一定の効果を示すことが報告されています。

後鼻漏とは何か?

後鼻漏は、鼻の奥から過剰に分泌される粘液が喉に流れる状態を指します。

これは、アレルギーや風邪、副鼻腔炎、あるいは鼻の構造的な問題など、さまざまな原因により発生します。

針治療が後鼻漏に与える影響

針治療が後鼻漏にどの程度効果的であるかについては、科学的証拠はまだ十分には得られていません。

しかし、私の患者さんが後鼻漏の症状が改善したと述べた経験は、針治療が一部の人々にとっては効果的である可能性を示しています。

患者の経験と治療の選択

西洋医学に基づく治療が確固たる科学的証拠に裏打ちされている一方で、伝統的な東洋医学もまた、人々の健康を支えてきた治療方法の一つです。

患者さんが自身の体調に最適な治療法を見つけるためには、異なる治療法についての理解を深めることが重要です。

医師と患者のコミュニケーション

患者さんの健康管理にとって重要なのは、医療専門家との良好なコミュニケーションを通じて、最善の治療法を選択することです。

私たち医師も、西洋医学だけでなく、伝統的な治療法に対する理解を深めることで、より広い視野から患者さんをサポートできることを信じています。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。