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内科|3か月処方のメリットと理解していただきたいこと

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3か月処方のメリットと理解していただきたいこと

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

当院では、病状が安定している患者さんに対して3か月分の処方を行っております。

他の多くの医療機関では4週間ごとの通院が一般的なため、当院のこの対応は少し異例かもしれません。

なぜ3か月処方なのか?

3か月処方には、いくつかの重要なメリットがあります。

まず、患者さんにとって通院回数が減ることは大きな利点です。

特にお忙しい方や遠方から来院される方にとって、通院の負担が軽減されます。

また、季節の変わり目や急激な天候の変化によって体調を崩しやすい方にとっても、このシステムは非常に有効です。

必要以上に外出せず、安定した生活を続けられることは、大切な健康管理の一環です。

法的な根拠と安全性

処方には法的な制約があり、3か月分が最大の処方期間となっています。

このため、それ以上の長期処方は法的に許されておりません。

患者さんの中には「もっと長く処方してほしい」という方もいらっしゃいますが、これには法律で定められた限界があることをご理解いただければと思います。

未来を見据えた治療計画

3か月処方が可能であるということは、患者さんの病状が安定していることを意味します。

さらに、今後も安定した状態を保てると医師が判断しているからこそ可能な選択です。

このように、私たち医師は患者さんの未来を見据え、長期的な視点で最適な治療を提供しています。

これにより、患者さんの生活の質を向上させることを目指しています。

当院で治療を受けることの恵み

当院で3か月処方を受けられること自体、患者さんにとって非常に恵まれた状況です。

病状が安定していることが条件となるため、この長期的な処方が可能です。

また、通院回数が減ることで、医療費も軽減されるという経済的なメリットもあります。

少ない来院で質の高い医療を継続できることは、患者さんにとって大きな利点です。

薬の飲み忘れを防ぐために

3か月分の薬を受け取った場合、薬の飲み忘れが心配になる方もいるかもしれません。

薬手帳やスマートフォンのアラーム機能を活用することで、毎日の服用を忘れずに続けることができます。

これらの方法は、確実に服用するための有効なサポートとなるでしょう。

副作用への対応方法

もし副作用が現れた場合には、すぐに受診が必要かどうか迷うこともあるかもしれません。

その際は、まず薬剤師に相談してみるか、状況に応じて当院にご連絡いただければ、適切なアドバイスを提供します。

定期的な健康診断の重要性

3か月処方を受けている場合でも、定期的な健康診断を受けることは非常に重要です。

長期間の処方ができるということは、未来を見据えた健康管理が大切であるという証です。

健康診断を通じて、身体の状態を確認し、予防的なケアを続けることが、将来の健康を守るために欠かせないステップです。

患者さんへの感謝

3か月処方を受けられることは、患者さんの病状が安定しているからこそ可能な、非常に恵まれた状況です。

法的に許される最大限の処方を行い、皆さまの負担を軽減し、生活の質を高めるための取り組みを続けています。

この取り組みを理解していただき、より良い治療を共に進めていければ幸いです。


2,3か月処方ですが、2週間ごとなど柔軟な対応も可能です

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。