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2024年正月から止まらない咳の理由:熱がなくても

内科

年末年始から咳が止まらない患者さんは例年多くおります

2024年の年始に多くの患者さんが、年末年始から続く咳に悩まされています。

今年も、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックをご利用いただきありがとうございます。

患者さんが訴える一般的な症状は以下の通りです。

・咳がひどくて寝れない、座っていることが多い
・咳き込むと苦しい
・胸がゼーゼー、ヒューヒューと音がする
・朝方に症状がひどくなる
・寝付きが悪い
・咳で夜中に目が覚める

これらの症状で来院される方が多いです。

大体1週間経っても症状が改善せず、徐々に悪化しているケースがあります。

熱が出たとしても、通常は1日で下がります。

年末年始から体調を崩す原因

・風邪を引いた
・大掃除をした
・暖房に直接当たっていた
・雪が降って寒かった
・寒暖差が激しい
・飲酒をした
・室内が乾燥して喉を痛めた

など、様々な原因が考えられます。

これらの環境が咳を長引かせることがあります。

一般内科や耳鼻咽喉科で改善しない場合、特に夜間の咳が辛い場合、

それはただの風邪ではないかもしれません!

年末年始から咳や息切れが出やすい方の特徴

・もともとアレルギー体質がある
・犬や猫など毛の生えたペットを飼っている
・小児喘息があった
・血縁関係に喘息のある家族がいる
・毎年秋に咳が出やすい
・タバコを吸っている
・風邪をひくと咳が長引きやすい
・以前に咳喘息、喘息と診断された
・副鼻腔炎、蓄膿症があった
・咳で吸入薬を使用した経験がある

咳で苦しい場合は、早めにクリニックへの受診をお勧めします。

長引く咳や息切れの診断や治療には特殊な知識が必要です。

呼吸器内科・アレルギー科での専門的な検査が必要になることがあります。

早く咳を止めて、普段の生活を取り戻しましょう。

心当たりがある、または気になる場合は、呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関への受診をお勧めします。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。