🆕 腸は脳や肌だけじゃない!?注目の「腸気管支相関」で咳・喘息を改善する新たな可能性✨

「腸気管支相関」を新たな概念として提唱! 腸と気管支・肺の深いつながりに注目✨
こんにちは😊 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です!
「腸と脳はつながっている(腸脳相関)」
「腸と肌がつながっている(腸皮膚相関)」
という言葉は、もうよく知られていますよね。
「腸気管支相関」 という言葉は、まだ医学的に正式な専門用語として確立されているわけではありません。
しかし近年、腸と気管支・肺が深く関連している可能性 を示す研究が続々と発表され、「腸肺軸(Gut-Lung Axis)」 という概念も広がりつつあります❗

そこで今回は、新たな概念として「腸気管支相関」を提唱しつつ、腸内環境と呼吸器の健康に着目してみたいと思います!
「咳や喘息がなかなか治まらないのは、もしかして腸が原因…?😲」といった、新たな知見が少しずつ明らかになってきました。
今回は、まだあまり知られていない「腸気管支相関」 について、現段階で考えられているポイントや、腸から呼吸器を守るセルフケア方法などをお伝えします✨
🔍 腸と気管支・肺の“意外な”つながりとは?
従来、「咳や喘息などの呼吸器トラブルは、ウイルスやアレルギー、喫煙などが主な原因」と考えられてきました。
ところが、近年の研究で「腸の状態が肺や気管支の炎症を左右するかもしれない」という報告が増えてきています。
💡 新たに注目される「腸肺軸(Gut-Lung Axis)」
- 腸内環境 の変化が、免疫細胞や炎症性物質(サイトカインなど)のバランスに影響する
- これらが 血流やリンパ管を通じて肺や気管支に届き、炎症反応を左右する 可能性が指摘されている
つまり、腸の悪玉菌が増えたり、腸粘膜が炎症を起こしたりすると、咳や喘息などの症状を悪化させるリスクが高まる かもしれないのです😱
😷 こんな症状、もしかして「腸」が関係してる?
1. なかなか治まらない慢性的な咳

「風邪でもないのに長期間咳が出る…」
「季節の変わり目にいつも咳がひどくなる…」
なんて方いませんか?
- 腸内環境が乱れ → 免疫バランスが崩れ → 気管支の粘膜が弱くなる
- その結果、ちょっとした刺激でも咳が出やすくなったり、炎症が慢性化する可能性があります💦
2. 喘息やアレルギー症状の悪化
喘息やアレルギー性鼻炎などで悩んでいる方の中には、「腸内環境を整えたら症状が軽くなった」という報告もちらほら…。
- 腸が整うと、炎症を抑える免疫細胞が増えやすい
- そのため、気管支や鼻の粘膜におけるアレルギー反応も抑制できる かもしれません✨
3. 風邪をひきやすく、気管支炎が長引く

「毎回、風邪をひくと必ず気管支炎になる…」
「咳だけが何週間も続く…」
というケースも要チェック❗
- 腸内環境が悪化していると、粘膜免疫が低下 → 気管支の防御機能が弱くなる
- その結果、ウイルスや細菌に感染しやすくなる 可能性が考えられます🤒
🧐 なぜ「腸」と「気管支」がつながっているのか?
「腸気管支相関」を支えるメカニズムとして、大きく3つのポイントが挙げられます。
1. 免疫システムの要である“腸”
- 体全体の約70%の免疫細胞が腸に集まっている
- 腸の状態が悪いと、全身の免疫バランスが乱れやすい
- 気管支や肺も、免疫細胞の異常な暴走(アレルギー反応など)の影響を受ける
2. 腸肺軸(Gut-Lung Axis)の存在
- 腸内細菌の産生する代謝物質(短鎖脂肪酸など)が、肺や気管支の炎症を抑える働きがある
- 便秘や悪玉菌の増加で短鎖脂肪酸の産生が減ると、呼吸器の炎症を抑えられなくなる かもしれない
3. 自律神経と粘膜バリア機能
- 自律神経は、腸のぜん動運動や消化液の分泌だけでなく、気管支の収縮や粘膜の分泌にも影響を与える
- 腸内環境の悪化 → 自律神経の乱れ → 気管支の粘膜バリアが弱くなり、アレルギーや咳が出やすくなる
🌿 腸を整えて“呼吸ラクラク”を目指すセルフケア5選
1. 発酵食品で善玉菌を増やす
- ヨーグルト・納豆・キムチ・味噌 などを毎日の食事に取り入れる
- 善玉菌が増えると、炎症を抑える免疫細胞のバランスが整いやすい✨
2. 食物繊維&水分で腸内をクリーンに
- 野菜・果物・海藻・玄米 などをバランスよく
- 1日1.5〜2L の水を意識して飲み、便秘を予防する
3. お菓子は食べない!
- 砂糖や人工甘味料 は腸内環境を乱し、悪玉菌を増やしてしまう
- 甘いものがほしいときは、フルーツやはちみつ、ナッツ など自然由来のものを少量摂る
4. 軽い運動で血流&自律神経を整える
- ウォーキング・ヨガ・ストレッチ など、無理のない運動を習慣に
- 運動によって腸のぜん動運動も促進→ 便秘解消&粘膜バリアの強化
5. ストレスケアで“腸と呼吸器”を守る
- 腸はストレスに弱い臓器 なので、深呼吸・入浴・趣味の時間 などを活用
- 自律神経が整うと、気管支の過敏状態も緩和されやすい
🌈 まとめ
まだまだ研究段階とはいえ、「腸気管支相関」は新たな知見として注目を集め始めています❗
- 腸内環境が悪化すると、咳・喘息・アレルギー症状がひどくなる可能性がある
- 腸を整えることで、呼吸器の不調を改善できるかもしれない
便秘やお腹の張り、下痢を放置せず、腸活で気管支や肺を“元気”にするという新しいアプローチを取り入れてみませんか?
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、呼吸器の症状はもちろん、腸内環境や生活習慣に関するご相談も受け付けています。気になる方はお気軽にご相談くださいね💕
「腸から呼吸器を守る」新しい視点を、いっしょに広めていきましょう!
🏥 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
管理健康栄養インストラクター
日本温活協会認定温活士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)


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