🌪️「喘息が悪化するのは、ストレスのせい?」

心と呼吸の深い関係を考える
こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です。
前回は「咳が止まらないのはストレスの影響かも?」というテーマで、心身症としての咳についてお話ししました。
今回はその続編として、喘息と心理ストレスの関係について掘り下げてみたいと思います🫁💭
😣「調子がいいと思ったら、急にゼーゼー…」
それ、心の状態が関係しているかもしれません。
喘息の症状には、
- 息苦しさ(呼吸困難)
- 喘鳴(ゼーゼー音)
- 咳(特に夜間・早朝)
- 胸の違和感
などがありますが、ストレスがトリガーとなって悪化することがあるのをご存じですか?
🧠 ストレスが喘息を悪化させるメカニズム
🔸 1. 自律神経のバランスが乱れる
ストレスがかかると交感神経が優位になり、気道の収縮や炎症反応が強くなります。
🔸 2. 炎症性サイトカインが増える
精神的ストレスは、IL-6やTNF-αなどの炎症性物質の分泌を促進し、気道炎症を助長します。
🔸 3. 呼吸が浅く・早くなる(過換気)
不安や緊張で呼吸が乱れると、気道が過敏に反応しやすくなり、発作が誘発されることも。
🧬 実際の研究データでも明らかに
いくつかの疫学研究では、以下のような結果が出ています:
📊 ストレスが高い人は喘息の発作頻度が約2倍
📊 うつや不安を抱える患者は、入院率や救急受診率が高い
📊 心理的支援を受けると、吸入ステロイドの使用量が減った
つまり、心のケアが発作予防につながる可能性があるのです🧘♂️✨
🧭 ストレスと上手に付き合う方法
✅ 1. 自分の「ストレスサイン」に気づく
眠れない・イライラ・ため息・過呼吸…など、体の変化に早く気づくことが大切です。
✅ 2. リラックスできる時間を作る
呼吸法、瞑想、軽い運動、趣味など、自律神経を整える時間を意識して取り入れましょう。
✅ 3. 不安なことは、医師に相談する
「薬のことが不安」「症状が増えてきた気がする」など、不安を抱え込まずにご相談ください。
🫶 心と体は、一枚のコインの表裏
喘息は「気道の病気」ではありますが、それだけでなく、心の状態にも影響される繊細な病気です。
- ストレスが多い時期に発作が増えた
- 人前や職場で症状が悪化する
- 不安になると、息苦しさを強く感じる
そんな方は、喘息と心のつながりを見直す時期かもしれません。
🏥 当院では…
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
呼吸器専門医としての視点と、ストレスの両方を意識しながら診療を行っています。
- 「薬を使っているのに、なぜかつらい」
- 「ストレスと喘息の関係が気になる」
- 「自分に合った治療を見直したい」
そんな時は、どうか一人で悩まず、お気軽にご相談くださいね🌿
📍 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
https://yamaguchi.clinic/
🌬️ “息苦しさ”の背景には、“心の苦しさ”が隠れているかもしれません。
“こころ”と“呼吸”のバランスを、一緒に整えていきましょう🍀
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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