🌬️「来週までに咳を止めてほしい」──そんな“切実な願い”に向き合う現場から

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の 山口裕礼 です。

当院には、毎日のように“切羽詰まった”患者さんが来られます。

  • 明日、結婚式なんです…どうしても咳を止めたい」👰
  • 明日から海外旅行で…飛行機が心配で」✈️
  • 面接があるので、咳が出たら困ります」💼
  • 大事なスピーチがあって…」🎤
  • 家族の行事がどうしても…」📅

挙げればきりがありません。

そしてほとんどが、
“他院で改善しなかったため、最後の望みとして来ました”
という患者さんです。

そのお気持ち、痛いほど分かります。
ですが、ここでひとつ大切なことをお伝えします。

❗「そんなに都合よく、ピタッと止まる」ことはありません

咳は“症状”であって、原因はさまざま。
副鼻腔炎・喘息・アレルギー・感染後咳嗽・逆流性食道炎など…
その背景を正しく見極めて治療しなければ、
魔法のように一晩で消えるものではありません

もちろん、当院としても
全力で治療を行いますし、できる限りの最善を尽くします。

🌟それでも──「だいたい90%以上の方は改善の方向に向かいます」

これは、私がある程度言える事実です。

  • 診察の精度
  • 豊富な治療経験
  • 呼吸器専門医としての知識
  • 患者さんに合わせたオーダーメイド治療

こうした積み重ねにより
多くの方が“ここに来てよかった”と言ってくださいます。

ただし…

💥 よくなるプロセスには、医師も相当の負担がかかっています

患者さんが
「明日どうしても必要なんです!」
「今日中に何とかしてください!」
と切迫しているほど、

医師側もものすごいプレッシャーを背負います。

呼吸器の咳治療は繊細で、
症状の流れを見極め、リスクを判断し、
副作用が出ないように調整しながら進めます。

つまり、
“短期決戦”ほど医師にも強いストレスがかかります。

私も可能な限り全力で対応しますが、患者さんにはぜひ、

🟦「医師も相当な負荷を背負って治療している」

ということを、ほんの少しだけ
心に留めていただけたら嬉しいです。

🌱安心して来てください。ただし「焦らせないこと」も治療の一環です

もちろん、
「結婚式までに何とかしたい」
「海外旅行に安心して行きたい」
その気持ちは本当によく分かります。

私たちはその願いを叶えるために存在しています。

ですが──

🌟医療は“魔法”ではありません。

診断し、原因を正しく見極め、
最適な治療を積み重ねていくことで
結果として “90%以上は改善に導けている” にすぎません。

患者さんの焦りが大きいほど、
治療のストレスも、医師の負担も極端に増えることを
知っていただけると助かります。

❤️ 誠実に、正しく、最善の治療をします

私は、来てくださった患者さんを
“救いたい気持ち100%”で診ています。

そのうえで、
どうか 「治る速度には限界がある」 という現実も
少しだけ受け入れていただけたら…

きっと治療はより滑らかに進みます。

そして、
あなたの大切な予定が笑顔で迎えられるよう
これからも全力でサポートしていきます😊

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞