クリニックだより 内科

よくある質問4|吸入ステロイドの副作用

内科

吸入ステロイドは安全性が高いです

吸入ステロイドが必要なのに、

・ステロイドと聞いただけで拒否をされた患者さんもいます

また喘息で通院されていた患者さんが

・妊娠を契機に吸入ステロイドをやめて咳が悪くなったこともあります

心配なお気持ちはよく分かりますが、実際は薬をやめる必要はありません

吸入ステロイドの副作用について

● 吸入ステロイド薬の副作用は、他のステロイド薬とは比較にならないほど少ないです

● 妊婦さんや授乳している場合にも安心して使用できます

● 小児や80歳を超えた患者さんも使用できます

しかし、主に粉の薬を使用した場合に時々

● 声がかれる

● 味覚が感じなくなる

● 口の中にカビがでる

などの症状がでることがあります。

そのような場合の対処方法

・薬の量を減らす、一時的に吸入薬を中断する、霧状の薬に変更する

などの方法をとりますが、ぜんそくの具合を見ながら調整が必要です。

いずれにしても

● 吸入をした後は必ずうがいをして

口やのどの症状を軽くさせ、体への吸収を可能な限り少なくすることが重要です。

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喘息で吸入ステロイドが必要な理由

ぜんそく(喘息)で咳き込んだり、息苦しくなる原因とは・・・・

空気の通り道(気道)が赤く腫れて、むくみます
  +
普通なら咳き込まない、ちょっとした刺激で咳がでて、空気の通り道(気道)が「キュッ」と縮まります
  ↓
空気の通り道が狭くなります
  ↓
苦しくなります

大人のぜんそくの治療で大事なことは

空気の通り道のむくみを取り、空気の通り道を広げることが重要

その第一の薬は

吸入ステロイド

です。

軽症であっても、吸入のステロイドを使用すること

です。

ステロイドの量は微量で、安全性が高く安心して続けられます

よくある質問1|ぜんそく(喘息)は治りますか?

よくある質問2|ぜんそく(喘息)の原因

よくある質問3|ぜんそく(喘息)と風邪の違い  

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。