汗が気になる季節がやってきます!わきの汗の治療

だんだんと春めいてきて、暖かくなってきていますね。
薄着になると洋服にしみてしまう、わきの汗が気になる方もいると思います。
クリニックで対応出来ることはいくつかあります。
ただ、症状の重症度、部位に応じて行うことが異なります。
・塩化アルミニウム
・エクロックゲル
・ボトックス注射
塩化アルミニウムは汗が出る穴をふさぎ汗を抑えてくれる効果があります。
こちらは腋窩だけでなく、手足に関しても外用できます。
エクロックゲルやボトックス注射に関しては保険診療で行うことができますが、
原発性腋窩多汗症の診断基準を満たした方のみの対応となります。
原発性腋窩多汗症とは
明らかな原因なく腋窩に多量の汗をかく症状が6カ月以上続くこと。
・両側性かつ左右対称性に多汗がみられる。
・多汗によって日常生活に支障を生じる。
・週1回以上の頻度で多汗のエピソードがある。
・25歳未満で発症した。
・家族歴がある。
・睡眠時は局所性の発汗がみられない。
(以上の6項目中2項目以上を満たすこと。)
重症度判定
①発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない。
②発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある。
③発汗はほとんど我慢できず、日常生活に支障がある。
④発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある。
(重症度が③④の方が適応となります。)
ボトックス注射に関しては一度注射すると4~9カ月汗が抑えられます。1年に1.2度注射をすることで快適に過ごすことができます。
当院は注射の痛みについては、麻酔クリームをぬることで対応しています。
「多汗症について」「腋窩ボトックス注射」については以前にYouTubeにもまとめてありますのでご覧いただけると嬉しいです。
汗についてお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

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資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)