7年ぶりの再会:変わらない姿勢と患者さんへの想い
こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
先日、7年ぶりに当院を訪れてくださった患者さんがいました。
その方とのやり取りを通して、改めて医師としての姿勢や患者さんとの信頼関係について考えさせられましたので、今日はそのエピソードをお話ししたいと思います。
久しぶりの再会がもたらした気づき
「先生は以前と全く変わりませんね。皆に平等に接していてすごいです」
そう言ってくださったのは、70代のAさん。
Aさんは、7年前に初めて当院に来られ、その後は体調よく通院は終了となっていました。
穏やかな笑顔と誠実さが印象的な方で、いつも診察の際には真剣に耳を傾けてくださいました。
今回、Aさんは新たな症状で再び当院を訪れましたが、不安そうな様子が伺えました。
丁寧に症状を聞き取り、必要な検査を行い、その結果をわかりやすく説明すると、Aさんは安心した表情を浮かべていました。
そして、「先生に診てもらえて本当に良かった」と、再度その言葉を掛けてくださいました。
私にとって、平等に患者さんに接することは当たり前のことです。
しかし、それが患者さんにとって特別な意味を持っていると知ったとき、医師としての役割の大きさを改めて感じさせられました。
すべての患者さんに平等な医療を
医師として、私は患者さんの年齢や性別、経済的な状況に関係なく、どなたにも公平で丁寧な診療を心がけています。
例えば、診察の際には患者さん一人ひとりの生活背景を理解し、それに基づいた治療計画を立てることが大切です。
また、患者さんが抱えている不安や悩みをしっかりと聞き、共感し、心に寄り添うことを意識しています。
患者さんにとって、医師とのコミュニケーションは健康回復の一環です。
ただ治療を行うだけでなく、安心感や信頼を感じていただけるよう心掛けることも重要です。
Aさんとのやり取りを通じて、それがいかに大切かを再確認しました。
多様な患者さん、共通する願い
当院には、経営者や警察官、教育関係者、医療関係者、主婦など、さまざまな職業や背景を持つ患者さんが訪れます。
それぞれの方々が抱える問題や悩みは異なりますが、共通しているのは「健康でありたい」「安心して暮らしたい」という切実な願いです。
例えば、仕事が忙しくて健康をおろそかにしてしまう経営者の方や、子育てで忙しく、自分の健康を後回しにしてしまうお母さんたち。
そのような方々の生活背景を理解し、適切なアドバイスを提供することが私たちの役割です。
それぞれの患者さんが抱える状況に合わせて、個別の治療を行うことが、より良い医療を提供するための鍵だと思っています。
人は変わることができるのか
よく「人は変えられない」と言われますが、その通りだと感じます。
自分が変われば良いという考え方もありますが、必ずしも思うようにはいかないものです。
それぞれの人生がありますから、無理に変えようとは思いません。
それでも、当院と関わることで患者さんや患者さん以外の方々にも良い変化が生まれることがあります。
それはとても嬉しいことであり、医師としての喜びでもあります。
医療の現場では、患者さんが少しずつ変わっていく瞬間を目にすることがあります。
例えば、生活習慣病を抱える患者さんに対して、食生活や運動の習慣改善を一緒に進めていくことがあります。
初めは難しいと感じていたことでも、少しずつ改善が見られ、最終的には患者さん自身が健康的な生活を送り始めるのです。
その変化は急激なものではなく、あくまで自然な形で、患者さん自身が自らの健康を取り戻す力を持っていることを私たちは信じています。
私たち医師はその過程をサポートし、励まし、患者さんと共に歩んでいく存在でありたいと思っています。
変わらぬ姿勢で、これからも
私は、これからもすべての患者さんに対して、平等で丁寧な医療を提供し続けます。
患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、健康だけでなく、心の安定や安心感を提供できるよう努めてまいります。
どんな些細なことでもかまいませんので、何かお困りのことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、皆さんの健康を守るために全力を尽くします。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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