クリニックだより

劇団四季の『ゴーストアンドレディ』を再び観劇して

生命と誠実の力に再び触れて

皆さんこんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

昨日、再び劇団四季の『ゴーストアンドレディ』を観てまいりました。

今回の公演では、主役フローレンス・ナイチンゲール役を谷原さんが演じており、その演技が新たな感動を呼び起こしてくれました。

この作品に改めて向き合うことで、以前感じた生命の尊さや誠実の力がさらに深まったように思います。

谷原さんのフローは、ナイチンゲールの強い意志と心の奥深さを表現しており、彼女がどれだけの覚悟と犠牲をもって看護の道を切り開いたかが、まざまざと伝わってきました。

新たな視点で見る「誠実の力」

前回の観劇では、彼女の生涯を通しての誠実さと信念が医療従事者としての指針になると感じましたが、今回はその誠実さが患者との信頼関係を築くための「根本的な強さ」として心に響きました。

谷原さんの演技からは、フローがどのように他者に向き合い、その命を守ろうとしたかが深く感じられ、私たちもより一層、患者さんと向き合うことの意味を考えさせられました。

新しい発見と「人間らしさ」

2度目の観劇では、ナイチンゲールの内なる苦悩や弱さにも意識が向き、彼女が完全無欠な存在ではなく、葛藤しながらも人々を信じ、支え続けたことが見えてきました。

私たち医療従事者も、理想と現実の間で揺れ動くことがありますが、それでも誠実であろうとする気持ちが患者さんとの絆を深める大切な要素であると感じました。

舞台の力と日常の気づき

劇団四季の歌と演技は、言葉を超えた力で観客に深く訴えかけ、日常の忙しさの中で見失いがちな「大切な何か」を思い出させてくれます。

ナイチンゲールが持ち続けた希望と信念は、私たちにとっても勇気となり、また診療に臨む際の支えともなります。

『ゴーストアンドレディ』は観るたびに異なる気づきをもたらし、人生や医療に対する視点を広げてくれる素晴らしい作品です。

この物語を通して感じたメッセージが、皆さんの心にも響き、日常の支えとなることを願っています。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。