90歳でも元気に!認知症予防のヒントを探る日常生活
こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
先日、90歳を迎えた患者さんとお話しする機会があり、その日常生活について伺いました。
活き活きとした毎日の様子から、私たちが学べる健康長寿のヒントをお伝えします。
忙しさも元気の秘訣
「毎日忙しい」とおっしゃる患者さん。
その日常を聞いてみると、自治会の仕事をこなしたり、カラオケで楽しく過ごしたり、地区センターの予約を取るなど、地域活動に積極的に参加されていました。
さらに、プールで体を動かす時間もあるそうです。
これだけアクティブに生活していると、体力だけでなく、心の健康も維持される理由が分かります。
ポイントは「体を動かし、社会と関わること」。
このような活動は、認知症予防にもつながると言われています。
食事の工夫が健康を支える
患者さんの食事内容も伺いましたが、非常にバランスが取れています。
- 朝食(6時半): コーヒー、ご飯と味噌汁、アーモンド、魚
- 昼食(11時半): 手作りヨーグルト、バナナ、きゅうり、ミキプルーン、パン1枚、夫はご飯一口
- 夕食(17時半): ご飯、ビール(250ml)、魚、野菜、酢の物や刺身など多彩なおかず(4~5品)、味噌汁(豆腐やわかめ入り)
魚や野菜が豊富で、発酵食品やナッツ類も取り入れられています。
これらは腸内環境を整えるだけでなく、記憶力や認知機能にも良い影響を与えると言われています。
また、夕方早めの食事も、消化を助け、夜の睡眠の質を上げる工夫のひとつと考えられます。
日常にリズムをつける
朝は6時半に起床して朝食をとり、昼前には昼食、夕方早めに夕食。
合間には少し昼寝をしたり、洗濯などの日常的な家事も行っています。
この「規則正しい生活リズム」も、健康を維持する重要なポイントです。
私たちが学べること
患者さんの元気の秘訣は、日々の習慣にありました。
- 社会参加: 地域活動や趣味で楽しみながら人と関わる。
- 食事の工夫: バランスの取れた食事を心がけ、特に魚や野菜を積極的に摂る。
- 生活リズム: 規則正しい生活を送り、適度に体を動かす。
90歳という年齢を感じさせないお姿から、毎日の小さな積み重ねが大きな健康の秘訣になることを改めて感じました。
皆さんもぜひ、この生活習慣を参考にしてみてくださいね。
もし生活の中で改善点が見つからない場合は、私たちにご相談ください。
一緒に健康長寿を目指していきましょう!
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼です