🍩【呼吸と老化】第6回「肺も“コゲる”?呼吸器と糖化の知られざる関係」

~老化を進める“AGEs”から肺を守ろう~

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 第二診察室です🏥

前回のテーマは、肺をサビつかせる「酸化」でした🧪
今回はもうひとつの老化の敵──
「糖化(とうか)」=“体のコゲ”に迫ります🔥

🍞「糖化」ってなに?

糖化とは👇

体の中の“余った糖”が、タンパク質と結びついて変性すること。
このときできる“老化物質”が「AGEs(終末糖化産物)」です。

AGEsがたまると…

  • 細胞が硬くなる
  • 炎症が起こりやすくなる
  • 組織の弾力が低下する

つまり──
👉 肺や気道にもダメージを与えて、呼吸機能を低下させる可能性があるのです😨

🫁 肺にたまる“AGEs”の影響とは?

研究では、AGEsは呼吸器に以下のような悪影響を及ぼすことがわかっています👇

🧬 AGEsと呼吸器疾患の関連

影響症状・疾患例
肺の弾力低下肺年齢↑/息切れ/肺気腫の進行
炎症反応↑慢性咳嗽・咳喘息・気道過敏
修復力の低下喘息発作後の回復が遅れる
酸素交換効率の悪化疲れやすい・息苦しさが強くなる

😱 糖化を進めてしまう習慣とは?

AGEsがたまりやすい生活習慣には、こんな共通点が👇

習慣理由
🍰 甘いお菓子・清涼飲料水血糖値急上昇でAGEs増加
🍳 焦げた食品(焼き肉・トースト)AGEsをそのまま摂取
🚶‍♂️ 運動不足血糖が細胞に取り込まれず血中で酸化
😴 睡眠不足インスリン抵抗性が進み血糖が上昇
🧠 ストレス過多コルチゾールが糖代謝を悪化させる

🍎 呼吸機能を守る「抗糖化生活術」

✅ 1. 糖質を“選んで”とる!

良い糖悪い糖
玄米・雑穀・野菜🥦精製された白米・菓子パン🍞
発酵食品(味噌・納豆)加工食品・清涼飲料水🥤

→「食べない」ではなく、「選ぶ」ことが大事です✨

✅ 2. 食べる順番に注意!

🥗野菜 → 🍗たんぱく質 → 🍚糖質
この順番で食べると、血糖値の急上昇を防げて、AGEsの生成も抑えられます!

✅ 3. 食後に動く習慣を!

食後30分以内の軽いウォーキング🚶‍♀️で
→ 余分な糖が消費され、AGEsの元をカット!

💡ブログではこんな取り組みも!

当院では、自由診療として
✅ ファスティング
✅ 腸活プログラム
✅ 抗糖化レシピのご紹介 なども進行中🍽️

これらの取り組みは、喘息や咳の寛解をサポートする可能性もあります🌱

🗣️ 最後にひとこと

「糖は命のエネルギー。でも“余った糖”は老化の燃料🔥」

糖と上手につきあうことが、
肺を若々しく保ち、呼吸の未来を変えていきます🫁💨

📘次回予告

次回・第7回は
「肺を守る“食事と呼吸”のゴールデンルール」
をお届けします🍽️💨


📍監修:やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
📘このブログは「第二診察室」として、保険診療を補う情報提供を行っています。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)