🌿「食べ方」は生き方──一部の60冊の本が導いた、未来の医療のヒント

🧭本棚から見えた“健康寿命”を延ばす5つの視点

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

私は多くの患者さんを診察していますが、日々の診療だけでは伝えきれないことがたくさんあります。
だからこそこのブログを通して、診察室の外で、「食と医療の未来」についてお伝えしています。

今回は、最近読んでいる一部である60冊以上の本から導かれた「5つの視点」をご紹介します📚
これは、薬ではなく“日常”で病気を防ぎたいと願うすべての人に向けた指針でもあります。

✅【1】食の選択は「生き方の選択」

📗参考書籍:
『食の裏側』
『食品の裏側2』
『食品添加物の危険度調べました』
『腸が9割』
『腸内細菌の科学』
『若返ったり、ファスティング』


コンビニの棚に並ぶ食品。
その裏側には、何十種類もの見えない添加物や加工処理が存在します。

でも、私たちの体は「自分が選んだものでできている」。
だからこそ、「何を買うか」は、
👉 何を“体に入れるか”だけでなく、何を“選ばないか”という“哲学的な選択”なのです。

✅【2】予防医学は「日常の選択」に宿る

📗参考書籍:
『予防医学』
『最高の体調』
『アトピーは腸で治す』
『ファスティングの真実』


アレルギー、うつ、生活習慣病、認知症…。
それらの多くは、突然起こるものではなく、日常の小さな習慣の積み重ねです。

👉 医療の進化とは「早く治すこと」ではなく、
👉 「病気になる前に、静かに始めておくこと」。

今この瞬間の選択が、5年後・10年後の体を作るのです。

✅【3】腸・脳・免疫はつながっている

📗参考書籍:
『腸が9割』
『腸内細菌と共に生きる』
『病気の9割は歩くだけで治る』


腸内環境を整えると、気分が安定する。
アトピーが軽くなる。
風邪をひきにくくなる。

これはすべて、腸・脳・免疫が密接にリンクしている証拠です。

👉 呼吸器・皮膚疾患の診療でも「腸内環境の評価」が非常に重要。
👉 まさに“腸から始める医療”が、現代のキーワードです。

✅【4】“糖・油・添加物”の見直しがカギ

📗参考書籍:
『砂糖をやめれば10歳若返る』
『おなかを凹ますファスティング』
『最強の野菜スープ』


血液検査では何も出ていなくても、
体の中では「静かな炎症(サイレントインフラメーション)」が進んでいることがあります。

その多くは、
👉 過剰な糖質、酸化した油、食品添加物の蓄積によって起こります。

医師として、私は「症状が出る前に、原因に目を向ける医療」が重要だと考えています。

✅【5】医師であり、読者であり、提案者である

📗参考書籍:
『Life in the Fasting Lane』
『Dr.白澤流 ファスティング健康法』
『医師が実践する○○』


これらの本は、医師だけが読むものではありません。
「患者さんと一緒に読むための本」です。

私自身も、
📚 読む → 実践する → 患者さんに提案する
という流れの中で、日々の診療の質が確実に変わりました。

医師もまた、学び続ける生活者であるべきなのです。

🌱まとめ:食は医療の入り口であり、哲学であり、未来への投資

60冊の本が教えてくれたのは、ただの健康情報ではありません。
それは、未来をどう生きるかという“思想”そのものでした。

  • 食を整えることは、人生を整えること。
  • 食を見直すことは、医療を超える第一歩。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)