🌀台風シーズン到来!実は増えている「皮膚トラブル」…その原因と対策とは?👀💡

こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

今年も台風の季節がやってきましたね。
台風=風・雨・気圧の変化…といった自然現象に目が向きがちですが、実はこの時期、皮膚トラブルで受診される方が急増する傾向があります。

「えっ?台風で肌が荒れるの?」と思われるかもしれませんが、実際に台風と皮膚疾患には密接な関係があります。

今回はそのメカニズムと、今日からできる予防法をお伝えします🧴✨

⚡台風が皮膚に及ぼす5つの影響

🌬️1. 強風と湿度で「バリア機能」が低下

台風時は湿度が急激に上がり、汗や皮脂のバランスが崩れます。
さらに強風でホコリや花粉、カビの胞子が飛びやすくなり、敏感肌やアトピー肌の炎症を悪化させる要因に。

💦2. 汗・ムレ → あせも・かゆみ・湿疹の原因に

蒸し暑い屋内でエアコンを使わずに過ごす時間が増えると、皮膚のムレや蒸れによって細菌が繁殖しやすくなります。
その結果、あせもや脂漏性皮膚炎、かぶれが悪化することがあります。

🦠3. 雨水や川の水による皮膚感染症リスク

大雨による浸水や水たまりで遊ぶことが、細菌や真菌(カビ)による皮膚感染の原因になるケースも。
特に小さなお子さんや高齢の方は、とびひ・白癬(水虫)・蜂窩織炎などに注意が必要です。

🌧️4. 気圧の急変 → ストレス性の皮膚トラブル

気圧が下がると、自律神経が乱れやすくなり、肌のターンオーバーが不安定になります。
そのため、ニキビ・乾燥肌・じんましん・帯状疱疹など、ストレスに関連する皮膚疾患も台風前後に増えます。

🛏️5. 避難生活や外出制限 → 不衛生や不規則な生活による悪化

避難生活でのストレスや、シャワーを浴びにくい環境は、皮膚の清潔さ・保湿・リズムを崩しやすく、症状の悪化要因となります。

📝当院でよく見られる「台風前後の皮膚トラブル」ランキング👑

ランキングトラブル名主な原因
🥇1位アトピー性皮膚炎の悪化湿度・アレルゲン・ストレス
🥈2位汗疹(あせも)・かぶれムレ・汗・下着との摩擦
🥉3位とびひ・細菌性皮膚炎雨水・汚れた手・傷口感染
4位じんましん自律神経の乱れ・アレルギー
5位ニキビ・脂漏性皮膚炎蒸れ・皮脂分泌過多・ストレス

🛡️今日からできる!皮膚トラブル対策5選✨

✅1. 皮膚は「洗いすぎず保湿重視」で!

👉 洗浄よりも保湿ケアを丁寧に。
👉 石けんは低刺激、保湿剤はセラミドやヘパリン類似物質配合が◎

✅2. 濡れたらすぐ着替える

👉 汗や雨水が皮膚に長時間残ると刺激に
👉 特に肌着は速乾素材を!

✅3. かゆくても掻かない!→ 早めの外用薬使用を

👉 掻くことで皮膚バリアが崩れ、とびひなどの感染源になります。

✅4. エアコンや除湿機で湿度管理を

👉 室内湿度は40〜60%がベスト。
👉 乾燥にもムレにも注意!

✅5. 外出後は「手洗い+顔洗い」も習慣に

👉 花粉・カビ・黄砂など、空気中の刺激物の付着を防ぎましょう。

📣最後に:肌と心を守るために

台風シーズンは、自然災害への備えとともに、肌トラブルへの意識も高める時期です。
「いつもよりかゆい…」「湿疹が広がってきた…」など、早めの対応で悪化を防ぐことが可能です。

当院では皮膚科専門医が、お一人お一人の肌質やライフスタイルに合わせたアドバイスを行っております。
皮膚疾患も、予防と早期対応がカギ🔑です。

📍やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
https://yamaguchi.clinic/

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください😊💬

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)