📚新たに学んだ「呼吸」と「健康」の本たち──からだ整えラボより

みなさん、こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です。

私は日々の診療や「からだ整えラボ」での活動を通じて、患者さんの“からだとこころを整える”ための方法を常に探しています。
先日、呼吸や代謝に関する本を数冊購入し、現在は三分の二ほど読み進めているところです📖✨

今日はその内容を少しご紹介しながら、「日常生活に活かせるヒント」を共有したいと思います。

🫁 呼吸の「きほん」を学ぶ

📖 『きほんの呼吸』(大貫 崇 著)

横隔膜をしっかりと使った呼吸は、スポーツやダンスだけでなく、普段の姿勢改善や疲労回復にも直結します。
「きちんと吸って、きちんと吐く」──シンプルですが、これだけで肺も体も動きが変わるのです。

特に運動パフォーマンスを高めたい方や、慢性的な肩こり・腰痛に悩む方にとって有効なアプローチだと感じます。

🌍 呼吸は文化であり科学でもある

📖 『BREATH 呼吸の科学』(ジェームズ・ネスター 著)

人類の歴史をさかのぼると、「呼吸の仕方」が健康や寿命を大きく左右してきました。
現代人の多くは浅く早い呼吸をしており、それが睡眠障害・不安・生活習慣病の一因になると言われています。

この本は「なぜ今、呼吸を見直す必要があるのか」を深く考えさせてくれました。
👉 例えば、鼻呼吸の重要性や、リズムを整える呼吸法は、すぐに取り入れられる実践的な知識です。

🍽️ 血糖値と呼吸の意外なつながり

📖 『人生が変わる 血糖値コントロール大全』(ジェシー・インチャウスペ 著)

一見すると「食事と血糖値」の本ですが、実は自律神経や呼吸とも関係しています。
血糖値が急上昇すると交感神経が優位になり、呼吸も浅く早くなりがちです。逆に、呼吸を整えると血糖値コントロールが安定することも。

「食べ方」「呼吸」「姿勢」──この3つを調整することで、心身のバランスは大きく変わります。

🏃‍♂️ トップアスリートも実践する呼吸法

📖 『人生が変わる 最高の呼吸法』(パトリック・マキューン 著)

意外かもしれませんが、「深呼吸のしすぎ」は必ずしも良くありません。
むしろ「呼吸量を減らす」ことで酸素の利用効率が高まり、疲れにくい体になるのです。

この考え方は、喘息や睡眠時無呼吸の患者さんにも応用可能であり、私の専門領域ともリンクします。

🌱 まとめ──日常にどう活かすか

今回の4冊を読んで強く感じたのは、
「呼吸・食事・代謝」は切り離せない健康の三本柱である ということです。

私はすべてを一気にお伝えするのではなく、診療の中で「その人に必要な部分」を少しずつフィードバックしていこうと思います。

みなさんもぜひ、今日から

  • 鼻呼吸を意識する👃
  • 食後すぐに深呼吸を繰り返さない🍴
  • 姿勢を整えて横隔膜を使う💪

この3つを意識してみてください。

きっと、日常の中で「体が軽くなった」「眠りが深くなった」と感じられるはずです😊

👉 次回の「からだ整えラボ」では、これらの知識をさらにわかりやすくまとめ、患者さんと一緒に“実践できる形”にしていきますね!

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)