🧠本当に賢い人はどう受診しているのか?

〜やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックからの提言〜

こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です😊

近年「待ち時間を短くするにはどうすればいいですか?」という質問をよく受けます。
もちろん、それも大切なこと。
しかし本当に“賢い受診者”とは、ただ効率的に受診する人ではありません。

私の経験上、診療の質が高く、医師と良い関係を築き、結果として待ち時間も少なくなる方には、いくつか共通点があります。

① 話が短く、要点をついている ✍️

賢い患者さんほど話が簡潔です。
メモがあるとしても、一行か二行。
「咳が2週間続いています」「薬を変えてから眠れません」――それだけで十分伝わります。

要点を絞ることで、診察は驚くほどスムーズになります。
もちろん、要点を整理できない方でも構いません😊
医師は話の中から本質を拾い上げるのが仕事ですから。

ただ、“だらだらと話す”よりも“伝えたいことを一つ決めてくる”だけで、診療の質は確実に上がります。

② 医師との信頼を大切にする 🤝

上手な受診は、会話のキャッチボールができること。
「先生が言っていたことをやってみました」「前回の薬で少し良くなりました」
そんな一言があるだけで、医師はその人の健康をもっと守りたいと思います。

信頼関係は医療の基盤です。
賢い人ほど、医師と“チーム”のように協力しながら治療を進めています。

③ “朝イチ”に並ぶことが賢いとは限らない 🌅

朝早くから並ぶことを目的化してしまうのは、少しもったいないことです。
もちろん、仕事や電車の関係、精神的に早く終わらせたいなど、理由がある場合は理解できます。

しかし、ただ「早く終わりたいから」だけで毎回朝イチに来る――
それは、もしかすると 人生を少し損している のかもしれません。

朝一で診る患者さんは多く、どうしても診察は短時間になります。
結果的に、相談の余地が少なくなることもあります。
医療とは“時間を競う場所”ではなく、“人生を整える場所”でもあるのです。

④ 命を助けても、その後が大事 🚑➡️🌱

命からがら救われても、その後通院をやめてしまう方もいます。
きっと人生のあらゆる場面で、同じように「継続」が難しいのだろうと感じます。

医療は「助かった瞬間」で終わりではなく、そこからの生き方を整えること に本質があります。
継続する人ほど、人生が穏やかで、医療もうまくいく。
そうした方々を多く見てきました。

🌿まとめ

賢い受診とは、

  • 要点を押さえて医師に伝える
  • 医師と信頼を築く
  • 時間に追われず、対話を重ねる
  • 命をつないだあとも、人生を整え続ける

という姿勢そのものです。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックは、
そんな“賢い生き方”を支える医療でありたいと思っています。

💬 医療は「早く終わること」ではなく、「深くつながること」。
それが、真に賢い受診のかたちです。

一方で…少し残念な受診のパターン 🌀

〜やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の本音〜 もちろん、すべての患者さんが「賢い受診」を実践できるわけではありません。中には、医療の現場で“もったいないな…

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)