🕊「自由」とは痛烈な自己責任──やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの内科予約制に込めた哲学

🕊 自由という名の医療哲学──サルトルとフロムが教える「予約制」の本質

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です。

今日は、ある患者さんとの何気ない会話から生まれたお話を。
テーマは、当院内科の「初診は予約制・2回目以降は自由来院」という、少し変わった仕組みについてです。
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当院では、初診のみ予約制にしています。
初めての方には、しっかりお話を伺い、呼吸・生活・体調の全体像を把握する必要があるからです。

そして、一度受診された方は──
次からはいつでも自由に来院できます。

先日、ある患者さんが話してくれました。

「最初の予約は本当に大変でした。でもやっと受診できて、咳が治って、体調もよくなりました😊」

それ以降も順調だったのでしょう。
しかし、半年後に再び体調を崩され、来院されました。

その時のひとことが印象的でした。

「他のクリニックは2回目以降も予約制なんですよね。やまぐち先生のところは自由だから、ついつい行かなくなっちゃうんです。」

💬 “自由”に隠された医療の哲学

その言葉に、私は思いました。
そう、それこそが当院の狙いなのです。

👤 ジャン=ポール・サルトルの言葉

「自由とは、痛烈な自己責任である。」

予約があると、人は考えずとも動けます。
しかし、自由には「自分で選び、決め、行動する」という責任が伴います。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの“自由来院制”は、
まさにこのサルトルの思想に通じています。

自由とは、医療からの“放任”ではなく、
自分の健康を自分で見つめる力を育てる仕組みなのです。

🧠 もう一人の哲学者──エーリッヒ・フロムの視点

ドイツ出身の心理学者・哲学者エーリッヒ・フロムは著書『自由からの逃走』の中で、こう述べています。

「自由には、孤独と不安が伴う。それを上手に扱える力が、人をより成熟させる。」

私たちは誰でも、自由になると少し不安になります。
「次はいつ行けばいいのかな」「まだ大丈夫かな」――
そう感じるのは自然なことです。

フロムの言葉を借りれば、
その迷いの中で自分の体と向き合う時間こそが、真の健康を育てる機会なのです。

🌿 自由の中にこそ本質が現れる

自由であることは、一見ラクに見えて、実はとても難しい。
しかし、そこにこそ人間の本質が現れます。

「症状が悪くなったとき、自分で気づいて、来院する。」
「調子がいいときは、自分の体と向き合いながら維持する。」

それは、“自由”という名の中にある、小さな決意の積み重ねです。

🏥 自由と信頼の医療を目指して

私たちは、初診という入口で丁寧に診断し、
そのあとは“自由”という形でバトンをお渡しします。

それは、患者さんを信頼しているから。
そして、自分の健康を自ら選ぶ力を育ててほしいからです。

サルトルが言う「責任としての自由」と、
フロムが指摘した「自由の不安を超える勇気」。

その両方を、私たちは診療の中に込めています。

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🌸 まとめ

  • 内科初診は予約制、2回目以降は自由来院。
  • サルトル:自由とは、痛烈な自己責任。
  • フロム:自由には不安も伴うが、それを扱う力が成熟を生む。
  • 自由来院制は、患者さんの“自立”と“信頼”を育てる医療。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)