【医師が見た“インフルエンザの嵐”】ーー今年、患者さんを守るために真実をお伝えします🌪🩺

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の山口裕礼です。

■『神様のカルテ』のインフルエンザ描写は、フィクションではない

——むしろ“現実をそのまま書いたノンフィクション”に近い📖🔥

作品の中では、
救急が溢れ、
人の声と熱気が混ざり、
医師や看護師が走り回り、
その中で誰かが静かに苦しんでいる——

これは、どこか遠い物語の断片ではありません。

全国の病院で、同じ季節に当たり前のように起きている“現実”です。

だからこそ『神様のカルテ』は、
医療者にも一般の方にも強く届く。

「これは小説ではなく、私たちの社会で毎年起きていることだ」と。

■私は知っている。

ーー嵐に飲み込まれていく患者さんが毎年いることを😔🌪

実際に私が書いたこちらの記事にもあるように👇
https://yamaguchi.clinic/blog/e_44363.html

「少し様子を見てしまった」
「こんなに悪くなるとは思わなかった」

インフルエンザは“運が悪いときだけ重い病気になる”わけではありません。
体質・年齢・持病・流行株の特性が重なると、
“嵐のように悪化する”ことがあります。

それを私は毎年、目の前で見続けてきました。

■では今年はどうか?

私自身の経験と“流れの読み”で感じていること⚠️

今年のインフルエンザには、特徴があります。

☑ 若い世代での感染の広がりが速い

☑ 息苦しさ・咳の強さが目立つケースが多い

☑ 発症後の進み方が速い患者が見られる

☑ 肺炎まで一気に進む年があるが、今年はその傾向をうっすら感じる

もちろんすべての人が重症化するわけではありません。
しかし、長年の診療で培った感覚として、

「今年は注意すべき年」

その予感がしています。

■だからこそ、優しく、しかし強く伝えたいことがあります😌🔥

怖がらせたいのではありません。
ただ、
“現実を知った人は、守れる人”
だと私は信じているのです。

■🌟インフルエンザの嵐に飲まれない3つの方法🌟

① ワクチンはやはり大切です💉

重症化を劇的に防ぎます。
毎年の診療で、
「打っていた人」と「打っていなかった人」の差
は、山ほど見てきました。

② 早めの受診が命を守ります⏰

発症後12〜24時間で大きく変わります。
特に
・咳が強い
・呼吸器の持病がある
・高齢の方
は迷わず来てください。

③ 家庭内感染を防ぐことが最大の勝負😷

今年の流行は“家庭内連鎖型”がとても多い。
家の換気、加湿、マスクが最強の対策です。

■今年も私は“一人も嵐に飲ませない医療”を続けます🛡🌪

診察室で行っていること👇

✔ 発熱即日検査
✔ 血中酸素の評価
✔ その場での治療判断
✔ 家族全体の感染対策の指導

どれも“当たり前のようでいて、命を守る処置”です。

『神様のカルテ』の世界で、
医師たちは戦場のような状況でも
“目の前の命を救うために立ち続けた”

その姿勢は、今の私自身を映しているようでもあります。

嵐の中でも、あなたやご家族を絶対に落としません。
そのために、私は今日も診察を続けています。

🩺😷🌪💉✨

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞