咳と息切れという「山」を、私は一緒に登ります🏔️――止まらない咳に悩むあなたへ――

2025年12月6日 2025年12月6日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック院長の山口裕礼（やまぐちひろみち）です。

呼吸器のご病気には、
✅ 止まらない咳
✅ 息切れ
✅ 胸の苦しさ
など、日常生活を大きく揺さぶるつらい症状がつきものです。

特に「咳」は、
✔ 原因がはっきりしない
✔ 検査をしても異常が見つからない
✔ 診断名がついても、ガイドライン通りの治療で止まらない

――そんなケースも、決して少なくありません。

🌿 咳が止まること＝「頂上」かもしれません

私は診察室で、患者さんによくこんなお話をします。

「咳が止まることは、山登りでいう“頂上”のようなものかもしれませんね」

人によってその頂上は、
✔ 「完全に咳がゼロになること」かもしれませんし
✔ 「夜ぐっすり眠れること」かもしれません
✔ 「仕事や趣味に集中できること」かもしれません

つまり、頂上＝その人にとっての“幸せ”でもあるのです✨

🧭 私は“シェルパ”であり、水先案内人です

診断名がはっきりし、
📘 ガイドライン通りの治療で
🛣️ きれいに舗装された道を登れる方もいます。

その場合、比較的スムーズに頂上に近づくことができます😊

しかし――
現実には、
🚧 舗装されていない道
🌲 先の見えないルート
🧗‍♀️ 時に「道なき道」

を進まなければならない患者さんも、たくさんいらっしゃいます。

私はそんなとき、患者さんのそばに寄り添いながら、
「シェルパ（登山の案内人）」や「水先案内人」のような存在でありたいと考えています。

💪 登るスピードは、人それぞれ違います

山登りと同じで、患者さんの
✔ 体力
✔ 年齢
✔ 持病
✔ 生活背景
は、すべて違います。

だから私は、
❌ 早く登りすぎることもしません
❌ 無理に引っ張ることもしません

「この方が、今いける一歩」を何よりも大切にしています。

私が先に行きすぎても、患者さんはついて来られません。
逆に、慎重すぎても前に進めません。
そのちょうど良いペース配分こそが、医師の大切な役割だと考えています😊

🌤️ 未踏の道に挑むことも、決して無駄ではありません

最新の医学でも、
すべての咳に「明確な正解」があるわけではありません。

それでも、
🩺 これまでの経験
📚 医学的根拠
🧠 全身を“森”として診る視点

これらを総動員して、
一緒に“最適なルート”を探していく。
それが当院の診療スタイルです。

🏔️ でも――登るのは「医師だけ」ではありません

ここで、とても大切なお話をさせてください。

どんなに優秀なシェルパ（医師）がいても、
実際に登るのは患者さんご自身です。

つまり、
👉 患者さんご本人の努力も、どうしても必要なのです。

🤝 シェルパへの「信頼」は命綱です

私は患者さんにこうもお伝えします。

✅ 指示した治療を信じて進む
✅ 今は意味がわからなくても、必要な道だと受け止める

これができたとき、治療は大きく前進します。

一方で、こんな状態になると……

⚠ 言ったことを守らず別ルートに行く
⚠ あちこち迷ってしまう
⚠ 急ぎすぎて「滑落」してしまう
⚠ 一人で先に進んでしまう
⚠ そもそも、その場から動こうとしない

――この場合、どんなに良い治療でも、頂上にはたどり着けません。

🛌🍽️🚶‍♀️ 登るための体力と精神力の正体

山登りに体力が必要なように、
咳の治療にも必要なのは――

✅ 体力
✅ 精神力
✅ 継続力

そしてその土台になるのが、まさに👇

🛌 睡眠
🍽️ 栄養
🚶‍♀️ 運動

これはすべて、
💊 薬と同じくらい大切な
「治療そのもの」です。

🍀 最後に：あなたは一人で山を登っていません

咳が長引くと、
「このまま一生続くのでは…」
と不安になる方も少なくありません。

でも、どうか安心してください。

あなたは、
一人で山を登っているわけではありません。

私は、
✅ 一歩前でルートを探し
✅ 時に立ち止まり
✅ 時に慎重に
✅ 時に大胆に

あなたと同じ頂上を目指して、一緒に歩きます。

咳も、息切れも、
決して「我慢するもの」ではありません。

「この咳、どこまで良くなるのだろう？」
そう感じたときは、どうぞ遠慮なくご相談ください😊
私たちは、あなたの人生の登山パートナーでありたいと願っています🏔️✨

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

からだ整えラボ
① 医学＝呼吸器・アレルギー
② 生活＝腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福＝働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省環境人材認定事業日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）
＜受賞歴＞
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞