母の日に、銀座で“からだを整える”宮廷料理へ

特別な日の贅沢こそ、美と健康を意識して

今日は母の日。

日頃の感謝を込めて、銀座へ食事に行ってきました。
銀座といえば、特別な日の外食にふさわしい街です。歌舞伎座、華やかなブランドショップ、洗練された街並み。歩いているだけでも、少し背筋が伸びるような気持ちになります。

「特別な日の贅沢」と聞くと、多くの方は高級フランス料理やイタリア料理を思い浮かべるかもしれません。もちろん、それも素敵な選択です。

ただ、私はそうしたお店にはあまり行きません。

私が時々の贅沢な外食で大切にしているのは、
“おいしい”だけでなく、“からだが整う”こと。

そのため、お店選びでは薬膳や養生、季節の食材、消化へのやさしさを意識することが多いです。

今回訪れたのは、銀座にある REIKASAI GINZA 厲家菜
「美と健康の宮廷長寿食」「銀座で味わう西太后の食卓」、中国宮廷料理のお店です。

美と健康の宮廷料理「厲家菜」

厲家菜は、中国清朝の宮廷料理をルーツに持つ料理です。

創始者の厲子嘉は清の同治帝・光緒帝の時代に内務府大臣を務め、当時の宮廷の厨房は内務府の管轄下にあり、皇帝や西太后の献立にも関わっていたとされています。皇帝の体調に合わせて、侍医とともに調理に関わっていたという点は、まさに「食」と「健康」が一体だった時代を感じさせます。

宮廷料理というと、豪華絢爛なイメージがあります。

しかし、今回いただいた料理は、ただ派手なだけではありませんでした。
ひと皿ひと皿が小ぶりで、繊細。
油の重さよりも、素材の組み合わせ、香り、食感、余韻を楽しむ料理でした。

こういう食事は、食後に「満腹で苦しい」というより、
満たされたのに、からだが重くならない。

そこがとても印象的でした。

特別な日こそ、胃腸にやさしい贅沢を

年齢を重ねると、外食の満足感は少し変わってきます。

若い頃は、量や濃厚さ、華やかさに惹かれました。
しかし今は、食べた後のからだの状態まで含めて「よい食事だったか」を感じるようになりました。

医師としても、日々患者さんを診ていて思うことがあります。

健康は、薬だけで作られるものではありません。
睡眠、運動、ストレス、そして食事。
その積み重ねが、体調の土台になります。

もちろん、薬膳を一度食べたから病気が治る、という話ではありません。
ただ、薬膳には「季節」「体質」「食材の性質」を考えながら食事を組み立てるという考え方があります。薬膳は中医学の理論に基づき、季節や体質との調和を配慮して食材を組み合わせる料理と説明されています。

この視点は、現代の私たちにも大切です。

何を食べるか。
いつ食べるか。
誰と食べるか。
どんな気持ちで食べるか。

食事は、単なる栄養補給ではなく、からだと心を整える時間でもあります。

店内は若い女性も多く、美と健康への関心を感じました

ランチで利用しましたが、店内には若い女性のお客さまも多くいらっしゃいました。

落ち着いた翡翠色のソファ、白いカーテン、傘をモチーフにしたような柔らかい空間。
写真を撮りたくなる美しい内装でありながら、単なる“映え”だけではなく、どこか静かで品のある雰囲気があります。

美容と健康を意識する方にとって、こうしたお店はとても魅力的だと思います。

「おいしいものを食べたい」
「でも、からだに負担をかけすぎたくない」
「特別感もほしい」

そのすべてを、ちょうどよく満たしてくれる場所でした。

龍の形になるキュウリ

特に印象に残ったのが、キュウリの一品です。

最初は小皿の上に美しく盛り付けられていましたが、箸で持ち上げると、なんと龍のような形に伸びました。

お店の方からは、
「龍の形になって、運がよくなるものです」
という説明がありました。

母の日に、龍の形の料理。
なんだか縁起がよく、思わず笑顔になりました。

食事には、栄養だけではなく、こうした“物語”も大切です。
家族で「きれいだね」「面白いね」と会話が生まれる。
その時間こそが、心を整えてくれます。

からだ整えラボ的、外食の選び方

からだ整えラボとして、私が外食で意識していることがあります。

高級かどうかより、食後にからだが軽いか。
珍しいかどうかより、季節や素材を感じられるか。
満腹になるかどうかより、心まで満たされるか。

特別な日の食事は、日常の延長でありながら、少し未来の自分への投資でもあります。

母の日の銀座ランチ。
華やかで、上品で、からだにもやさしい宮廷料理をいただきながら、改めて思いました。

贅沢とは、からだを乱すことではなく、からだを大切に扱うこと。

大切な人と過ごす食事こそ、
「おいしい」と「整う」が両立する時間であってほしいと思います。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞