【抗加齢医学会で学んだ】長寿の鍵は「いきがい」かもしれません✨

京丹後とコスタリカ・ニコヤ半島から考える、100歳時代の健康づくり
こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック、院長の山口裕礼です。
本日、第26回日本抗加齢医学会総会に参加してきました。
今回の学会テーマは、
「人新世」のアンチエイジング
― 食事、運動、睡眠、美容による統合医療 ―
まさに、当院の「からだ整えラボ」で大切にしている考え方とも重なります。
病気を治すことだけではなく、
どうすれば毎日を自分らしく、元気に、前向きに生きられるか。
そのヒントを学ぶ、とても刺激的な一日でした。✨
京都・京丹後とコスタリカ・ニコヤ半島

「長寿の地域」には何があるのか?
今回、特に印象に残ったのが、京都府の京丹後地域と、コスタリカのニコヤ半島をテーマにした長寿のセミナーです。
京丹後は、日本国内でも健康長寿に関する研究が積み重ねられている地域の一つです。
一方、コスタリカのニコヤ半島は、世界的に「ブルーゾーン」と呼ばれてきた長寿地域の一つとして知られています。
ブルーゾーンとは、一般に、90歳代・100歳以上まで生きる方が比較的多く、健康長寿の研究対象となってきた地域のことです。
代表的には、次の地域がよく挙げられます。
- 🇯🇵 日本・沖縄
- 🇮🇹 イタリア・サルデーニャ島
- 🇬🇷 ギリシャ・イカリア島
- 🇺🇸 アメリカ・ロマリンダ
- 🇨🇷 コスタリカ・ニコヤ半島
ただし、医学的には大切な注意点があります。
「ブルーゾーン」という概念は世界的に広く知られる一方で、100歳以上の人口統計や記録の精度、地域ごとの調査方法については議論もあります。つまり、「そこに住めば誰でも長生きできる」という単純な話ではありません。
それでも、長寿地域の生活を研究すると、私たちが日常で取り入れられる大切な共通点が見えてきます。
長寿の人に共通する5つの習慣🌱
1.食事が「特別」ではなく、日常に根づいている
長寿地域の食事は、極端な糖質制限や、特別なサプリメント中心の生活ではありません。
豆類、野菜、果物、穀類、魚などを、無理なく、長く続けていることが特徴です。
ニコヤ半島では、米、豆、野菜、動物性たんぱく質を含む伝統的な食事が多く、食物繊維が多い食生活が報告されています。
大切なのは、
「完璧な食事」を目指すことではありません。
毎日の食卓に、少しずつでも野菜、豆、海藻、発酵食品、魚を取り入れること。
そして、できれば誰かと会話をしながら食べることです。🍚🥬🐟

2.日常のなかで自然に身体を動かしている
健康のために運動を始めることは素晴らしいことです。
でも、長寿の方々は必ずしも「毎日ハードな運動」をしているわけではありません。
歩く。
畑をする。
掃除をする。
買い物に行く。
人に会いに行く。
階段を使う。
そんな日々の動きが、結果として身体を保っています。
筋トレやウォーキングももちろん有効ですが、より大切なのは、
身体を動かす理由が、毎日の生活のなかにあること。
「運動しなければ」と義務にするより、
動きたくなる生活をつくる。
これは、健康長寿にとって非常に大切な視点だと思います。🚶♂️✨
3.人とのつながりを持っている
長寿を考えるとき、食事や運動と同じくらい大切なのが、人とのつながりです。
家族。
友人。
近所の方。
趣味の仲間。
職場の人。
行きつけのお店。
そして、医療機関とのつながりもその一つかもしれません。
人は、一人ではなかなか健康を保てません。
誰かと話す。
笑う。
相談する。
頼る。
頼られる。
こうした何気ないやりとりが、心の健康にも、生活習慣にも、そして身体の状態にも影響します。
世界の長寿地域の研究では、家族関係、地域とのつながり、社会的な支え、人生の目的意識などが、健康長寿の重要な要素として繰り返し取り上げられています。

4.年齢を重ねても「役割」がある
100歳に近い方、あるいは100歳を超える方のお話を聞くと、共通して感じることがあります。
それは、
「自分にはまだ役割がある」と思っている方が多いことです。
孫の成長を見守る。
家族の食事をつくる。
庭の花に水をあげる。
地域の人に挨拶をする。
趣味を続ける。
仕事を続ける。
誰かの相談に乗る。
大きなことでなくていいのです。
むしろ、毎日の小さな役割の積み重ねが、人生の張り合いになります。
「今日は自分がいなくても誰も困らない」
そう思う日が続くと、人は少しずつ心も身体も縮こまりやすくなります。
反対に、
「自分を待ってくれている人がいる」
「自分にできることがある」
「明日もやることがある」
この感覚は、人生のエネルギーになります。🌸
一番大事なキーワードは「いきがい」✨
今回の講演で、内藤裕二先生がお話しされていたなかで、特に心に残った言葉があります。
それが、
「いきがい」
です。
京丹後で開催された世界長寿サミットの報告でも、健康長寿の柱として、
- 人とのつながり
- 食物繊維
- 身体活動
- いきがい
という考え方が示されています。
私は、「いきがい」は立派な使命でなくてもよいと思っています。
旅行の予定がある。✈️
孫に会いたい。
好きなドラマがある。📺
推しのライブに行きたい。🎤
犬の散歩が楽しみ。🐶
畑で野菜を育てたい。🥕
美容を楽しみたい。💄
仕事で誰かの役に立ちたい。🏥
明日の朝、おいしいコーヒーを飲みたい。☕️
それだけでも十分です。
「明日を迎えたい」と思える理由があること。
それが、生きがいなのだと思います。

薬だけでは、人生は整わない
当院には、毎日、本当にさまざまな患者さんが来られます。
- 💊 薬だけを受け取りたい方
- 🏥 命を懸けて病気と向き合っている方
- 🗣️ 人生の相談相手、メンターのような存在を求めて来られる方
- 🌈 自分の生きがいや、前向きな毎日を取り戻したくて来られる方
- 🚶 たまたま近くにあったから、深く考えず受診された方
どの受診の仕方も間違いではありません。
薬が必要なときには、薬をきちんとお出しします。
検査が必要なときには、見逃してはいけない病気を丁寧に探します。
命に関わる問題があれば、専門家として全力で向き合います。
しかし、診察室で私が診ているのは、肺や皮膚や検査データだけではありません。
その方の生活。
仕事。
家族。
眠り。
食事。
不安。
喜び。
そして、これからどう生きたいかです。
呼吸器内科でも。
皮膚科でも。
美容医療でも。
その人の「人生のコンディション」は、身体の状態と切り離せません。
当院は、あなたの鏡になっているのかもしれません

私は時々、こう感じます。
クリニックは、患者さんにとっての鏡なのかもしれません。
薬だけを求める方には、必要な薬を。
不安を抱えている方には、医学的な根拠と安心を。
病気と闘っている方には、治療の選択肢と伴走を。
人生を立て直そうとしている方には、少し前を向くきっかけを。
もっと元気に、美しく、前向きに生きたい方には、そのためのヒントを。
同じ診察室でも、同じ医師でも、受け取るものは一人ひとり異なります。
そして、私たち医療者もまた、患者さんから多くを学ばせていただいています。
からだを整えることは、人生を整えること
抗加齢医学会で学んだことは、単なる「長生きの方法」ではありません。
本当に大切なのは、
どうすれば、人生の最後まで自分らしく生きられるか
ということだと思います。
薬。
検査。
治療。
予防。
食事。
運動。
睡眠。
腸内環境。
美容。
人とのつながり。
そして、いきがい。
どれか一つだけではなく、それぞれがつながっています。
「自分はまだ生きたい」
「明日も楽しみがある」
「誰かの役に立ちたい」
「自分らしく歳を重ねたい」
そんな思いを持てることが、心と身体の健康を支える大きな力になるのではないでしょうか。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックは、これからも病気の治療だけでなく、皆さまが自分らしく、前向きに、健康に生きるための場所でありたいと思います。😊
からだ整えラボからの今日の一言🌿
健康寿命を延ばすために、
今日からできることは、
「自分のいきがいを一つ思い出すこと」かもしれません。
明日、何を楽しみに起きますか?
投稿者プロフィール

-
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞
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