市販薬を飲んでもよいが、注意も必要です
ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、
特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。
・他のお薬を内服している場合や、病気治療中の場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合
(ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状については、下記をご覧ください。)
なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。
ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状について
ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、
必要な場合は解熱鎮痛剤を服用いただくなどして、様子をみていただくことになります。
このほか、ワクチン接種後に比較的起きやすい症状としては、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒(さむけ)、関節痛などがあります。
ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、
発熱以外に、咳や咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状がないかどうかが、手がかりとなります。
(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)
ワクチンを受けた後、2日以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。
参考:厚生労働省 「新型コロナワクチンについて」より
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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