違いを認める医療――当院の治療方針について
違いを認める医療――当院の治療方針について
医療の現場では、多くの場合ガイドラインに基づいた治療が行われます。
ガイドラインは、科学的根拠に基づく最適な治療法を示しており、全ての患者さんが公平に質の高い医療を受けられるように設計されています。
これは、医療の大きな利点であり、私たちも日々の診療においてガイドラインを尊重しています。
しかし、人は一人ひとり違います。
同じ疾患でも、患者さんそれぞれの体質、生活環境、価値観、さらには治療に対する考え方が異なります。
そのため、全ての患者さんに画一的な治療を行うだけでは、十分な結果が得られない場合があります。
私たちは、ガイドラインを基にしつつも、患者さん個々の違いに目を向け、より良い治療を提供することを目指しています。
違いを尊重し、寄り添う診療
当院では、患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、その方の背景や生活環境に合わせた治療を一緒に考えていきます。
例えば、喘息治療においても、ある患者さんには吸入療法が最適であり、別の患者さんには内服薬や生活改善のアプローチが有効な場合があります。
それぞれの違いを丁寧に拾い上げることが、最善の医療につながると考えています。
「患者さんの個性や状況に寄り添い、その方に合った最適な医療を一緒に探すことが私たちの役割です。」
また、当院が位置する「希望ヶ丘」という地名には、私たちの方針とも通じる「希望」という言葉が含まれています。
当院では、違いを認め、患者さんそれぞれに合った診療を行うことで、安心と希望を提供したいと願っています。
違いを尊重することは、単に医療だけでなく、人と人とのつながりを深める大切な価値です。
私たちは、これからも患者さん一人ひとりに寄り添い、違いを力に変える診療を目指してまいります。
私たちは、呼吸と肌を守る医療を通じて、人々の健康と地球環境の再生に貢献します。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼
投稿者プロフィール
最新の投稿
- クリニックだより2025年1月3日自分を持つための心の安定:吉田都さんの言葉から学ぶ
- クリニックだより2025年1月3日努力と感謝の気持ち:吉田都さんから学ぶ「自分らしさ」の見つけ方
- クリニックだより2025年1月3日不確かさを超えて:吉田都さんの言葉から学ぶ前進する勇気
- クリニックだより2025年1月3日双仮名手本三升 裏表忠臣蔵|初春大歌舞伎