努力と感謝の気持ち:吉田都さんから学ぶ「自分らしさ」の見つけ方
努力と感謝の気持ち:吉田都さんから学ぶ「自分らしさ」の見つけ方
こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
2025年1月3日の朝日新聞に掲載された新国立バレエ団の吉田都さんの記事に目を通し、改めて心を動かされました。
吉田さんのバレエ人生は、私たちの日常や健康との向き合い方にも通じる大切なメッセージを含んでいます。
「憧れていたバレリーナにはなれないという事を英国に渡って見せつけられました。だから、そこであきらめたんです。英国人になろうとするのは。
じゃあ、この私の持っている日本人の体形と顔で、どういうふうに表現していったら良いのだろう?という方に意識を変えるようになりました。
それは努力してもどうにもならない現実がある、と突き付けられた私なりの答えでした。」
— 吉田都
私たちの人生もまた、不確かさの連続です。
特に病気や体調の問題に直面すると、先が見えなくなり、不安に押しつぶされそうになることがあります。
目標を持つことは大切ですが、「こうなれば安心」「これが治れば大丈夫」という結果だけに囚われてしまうと、進むべき道を見失ってしまうことがあります。
吉田さんの言葉は、結果が保証されない中でも一歩踏み出すことの大切さを教えてくれます。
それはまさに、病気や不調と向き合う患者さんに必要な心構えでもあります。
努力と感謝の気持ち
「もしかしたら努力しても報われない人を大勢見てきたからかもしれません。
私がプリンシパルとして舞台に立つことは、一人分その役を踊りたい人が踊れないことを意味します。
そう思うと感謝の気持ちとともに、何があろうとその舞台にかけていこう。
それに値するレベルをちゃんと維持しないといけない、という責任を感じるようになりました。」
— 吉田都
この言葉から感じるのは、「努力」そのものが目的ではなく、そこから得られる「感謝の気持ち」が大切だということです。
私たちも、健康を取り戻すための努力をする中で、周囲の支えや病気と向き合える環境そのものに感謝する気持ちを忘れずにいたいものです。
その感謝が、新しい一歩を踏み出すエネルギーになることもあります。
吉田都さんの言葉から考える「自分らしさ」
吉田さんが見つけた答えは、他の誰かと同じになるのではなく、「自分らしさ」を追求することでした。
私たちも、健康の回復や日常生活の中で「どうして私だけ…」と思う代わりに、「今の私だからこそできることは何だろう?」と考えてみましょう。
例えば、病気があるからこそ気づけた体調管理の重要性や、周囲の人たちの支えへの感謝。
これらを日々の生活に少しずつ取り入れるだけで、きっと新しい道が見えてくるはずです。
一歩ずつ、前へ
人生は努力だけではどうにもならないこともあります。
それでも、視点を変え、小さな一歩を積み重ねることで新しい未来が開けることを、吉田都さんの言葉から教わりました。
もし病気や健康のことで悩んでいることがあれば、ぜひ私たちに相談してください。
感謝の気持ちを胸に、皆さんが新しい一歩を踏み出せるお手伝いをしたいと思っています。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼
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