2025年、より一歩踏み込んだ医療を

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

新しい年を迎え、改めて「より良い医療とは何か」を考えています。


慢性疾患は「治す」ことが難しいものですが、それでも私たちは治すことを目指します

少しでも症状を軽くし、より良い日々を過ごしていただけるようサポートすることが使命だと考えています。

大事なこと

しかし、そのためには医療の力だけでは不十分です。

患者さん自身の前向きな努力や意識を高めることが、治療の大きなカギとなります。

慢性疾患治療は「コントロール」だけでなく、より良い未来を目指すこと

喘息やアトピー、慢性副鼻腔炎、さらには生活習慣病など、多くの慢性疾患は「完治」することが難しい病気です。

薬の力を借りながら症状をコントロールすることが大切ですが、そこにとどまらず、より良い状態を目指すことが重要です。

そのためには、次のようなことに取り組む必要があります。

一緒に考えること

生活習慣の見直し(食事・運動・睡眠)
ストレスのコントロール(心の健康を整える)
環境への配慮(アレルゲン・空気の質・温度管理)
患者さん自身の意識の向上(前向きに取り組む姿勢)

これらの要素が組み合わさることで、薬だけでは達成できない「より良い健康」を実現できるのです。

環境と健康のつながりを意識する

近年、私たちの健康は地球環境の変化とも深く結びついていることが明らかになってきました。

環境が悪くなると

大気汚染による呼吸器疾患の増加
気候変動がもたらすアレルギーの悪化
化学物質による皮膚トラブルやホルモンバランスへの影響

これらは、単なる「体質」や「生活習慣」の問題ではなく、環境が変わることで健康が脅かされるという現実を示しています。

そこで当院では、できる範囲で環境への配慮を取り入れ、次のような視点から患者さんと一緒に考えていきます。

空気環境の改善(空気清浄・適度な湿度管理)
アレルゲンの管理(ダニ・花粉・カビなどの影響を減らす)
身体に優しい食品や生活用品の選択

小さなことからでも意識を変えていくことで、健康の可能性は広がります。

患者さん自身の「意識」が変わると、治療の未来も変わる

昨年から、健康意識の高い患者さんに対して、生活習慣を見直す取り組みを少しずつ始めています。

その結果、意識が変わることで治療の成果が変わることを、私たちも改めて実感しています。

一方で、まだ医療への関心が薄い方や、通院の頻度が少ない方にとっては、いきなり大きな変化を起こすことは難しいかもしれません。

そうした方々には、「まずはできることから」のスタンスで、小さな一歩を提案していきます。

最初の一歩

毎日5分でも深呼吸やストレッチをしてみる
1日1食だけでも食事を見直す
少しでも早く寝る日を増やしてみる

どんなに小さな一歩でも、それを積み重ねることで確実に未来は変わります。

2025年、一緒に「より良い健康」を

今年は、さらに患者さんと一緒に「より良い健康」を目指していきます。

私たちの目標は、病気をコントロールすることだけではありません。


その先にある「笑顔で過ごせる毎日」をサポートすることです。

そのために、
質の高い医療の提供
患者さんが前向きに取り組める環境づくり
一人ひとりに合ったケアの提供

を大切にしていきます。

そして、「健康」を個人の問題として考えるだけでなく、環境や生活習慣とともに整えていく視点も重視していきます。

今年も、皆さんの健康を全力で支えるクリニックであり続けることをお約束します。

一緒に、「より良い健康」を目指しましょう。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。