🌫春の空気が危ない!?PM2.5とオゾンのW注意報【2025年3月版】

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
今日の空気、なんだか「のどがイガイガする」「頭が重い」なんて感じませんか?
その原因、もしかするとPM2.5とオゾン(光化学オキシダント)かもしれません。
本日(2025年3月26日)は、関東~西日本にかけてPM2.5とオゾンの濃度がともに上昇しています。
当院でも、咳や息苦しさ、アレルギー症状を訴える患者さんが増えてきました。
今回は、
✅ PM2.5とオゾンって何?
✅ 健康への影響
✅ 今日の分布図からわかること
✅ 今すぐできる対策
をわかりやすくまとめました!
🌀PM2.5とは?なぜ体に悪いの?
PM2.5とは、直径2.5マイクロメートル以下の超微小な粒子。
花粉や黄砂よりずっと小さく、肺の奥まで入り込むのが特徴です。
🌍 主な発生源は…
- 中国や韓国からの越境汚染
- 車の排気ガス、工場の煙
- 焼き畑や火災の煙
🧠健康への影響:
- 喘息、COPDの悪化
- 気管支炎、肺の炎症
- 心臓病リスクの上昇
- 免疫低下、倦怠感
🌤オゾン(光化学オキシダント)ってなに?
オゾンは、空の上では紫外線を防ぐヒーローですが、地表付近では有害なガス。
🚗 NOx(窒素酸化物)やVOC(揮発性有機化合物)などが、
☀ 太陽の光(紫外線)に反応してできるのが「光化学オキシダント=オゾン」です。
👀健康への影響:
- のどの痛み、咳、息苦しさ
- 目の痛み、鼻の刺激感
- 喘息発作、呼吸機能の低下
- 集中力低下、頭痛、だるさ
📊2025年3月26日:PM2.5&オゾンの分布は?
以下は本日の大気の状況です。
🟥PM2.5(13時時点/そらまめくん)
関東、東海、近畿、中国地方を中心に赤・オレンジゾーン(濃度:50~70µg/m³以上)
→ 呼吸器に負担をかけるレベル

🟡オゾン(光化学オキシダント:OX)
関東~西日本で黄色ゾーン(0.06~0.12ppm)に広く分布
→ 体調不良の引き金になる濃度帯

📍とくに、
- 首都圏南部(東京・神奈川・千葉)
- 名古屋周辺
- 京阪神エリア ではPM2.5とオゾンのダブル高濃度エリアが重なっており、要注意です⚠
🧑⚕️PM2.5とオゾンが高い日の症状とは?
この2つは別物ですが、どちらも呼吸器に強い刺激を与えます。
両方の濃度が高いと、次のような症状が出やすくなります。
🌀 のどの違和感、咳、息苦しさ
🌀 頭痛、だるさ、目のかゆみ
🌀 アレルギー性鼻炎や喘息の悪化
高齢者やお子さん、妊婦さん、持病のある方は特に注意が必要です。
🛡今すぐできる5つのセルフケア
🌿今日のような日は、以下の対策をぜひ意識してください!
- 外出を控える(特に13時〜17時)
- マスクは不織布推奨
- 帰宅後は、うがい・洗顔・鼻うがいも◎
- 窓を閉めて、空気清浄機を活用
- 不調があれば、早めに医療機関へご相談を
🌱最後に|春の空気は、見えないリスクがいっぱい
春は心地よい季節ですが、
PM2.5・オゾン・花粉・黄砂と、空気のリスクが重なりやすい時期でもあります。
とくに喘息やアレルギーのある方にとって、体調管理が難しい季節。
だからこそ、正しい情報と予防が大切です✨
当院では、最新の気象・大気データを活用し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を行っています。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
漢方コーディネーター
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
管理健康栄養インストラクター
日本温活協会認定温活士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)


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