マーガリンは体に悪い？その理由と健康を守るヒント【医師が本音で解説】

こんにちは！
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です

「マーガリンってバターの代わりになるし、安いし便利」
そう思っていませんか？

でも、ちょっと待ってください
マーガリンには、知らないと怖い健康リスクが潜んでいるんです…。

今回は「マーガリンはなぜ体に悪いのか？」に加えて、
実は「パンをやめることも健康にとって大きなプラスになる」という視点もあわせてお伝えします

結論：マーガリンはできるだけ食べないで！

理由ははっきりしています。
それは、トランス脂肪酸（トランス脂肪）という“体に悪い脂”が含まれているからです

このトランス脂肪酸は、

心臓病
認知症
高血圧
肥満
妊娠への悪影響

…など、さまざまな病気の原因になると世界中で指摘されています。

トランス脂肪酸ってなに？

植物油を固める加工をするときにできる、人工の脂肪酸です
マーガリンやショートニング、安価なお菓子やパン、ドーナツ、冷凍食品などに多く含まれています

WHO（世界保健機関）はこう言っています

「トランス脂肪酸は健康に全く不要で、可能な限りゼロにすべき！」

はい、ゼロでいいんです
むしろ、ゼロじゃないと危ない…！

体への影響は、想像以上…

心臓病のリスクが上がる！
認知症のリスクが高まる！
赤ちゃんの健康にも悪影響！
太りやすくなる！
血圧や血糖も悪化…！

だからこそ、マーガリンはやめておいた方がいいんです

子どもや高齢者はもっと注意！

特に子どもは、体も脳もまだ発達途中。
高齢者は血管や代謝の変化が進んでいる時期。
どちらにとっても、トランス脂肪酸の影響は大きく出やすいです

実はパン自体も…体にやさしくない？

ここで、もう一歩踏み込んだお話を。

実は「パンそのものを控えること」も、体にとっていいことがたくさんあります

パンに多い「精製された小麦粉」は、血糖値を急上昇させやすく
腹持ちが悪く、すぐにお腹がすく
お菓子系パンや菓子パンには、砂糖・油・添加物がたっぷり…

そして…
パンとマーガリンは、ほぼ“セット”で食べられることが多いんです！

つまり、マーガリンをやめる＝パンを見直すいいチャンスでもあります。

買い物のときに気をつけたいこと！

商品ラベルを見るクセ、つけてみましょう
「トランス脂肪酸0g」って書いてある？
「部分水素添加油脂」が入ってない？
「菓子パン」「惣菜パン」には注意！

そしてなによりも…

マーガリンやパンを“習慣的に食べる生活”から卒業することが、健康を守る近道です

パンの代わりに何を食べればいい？【初級・中級・上級でご紹介】

いきなり「パンをやめよう！」と言われても、
「じゃあ何を食べればいいの？」と困りますよね

でも、大丈夫！
実はごはんと味噌汁だけでも立派な朝食なんです

無理なくできる「朝ごはんのヒント」を、レベル別にご紹介します

【初級】とりあえずこれだけでOK！

白ごはん
納豆
味噌汁（インスタントでもOK）

＼これだけで十分、体にやさしい朝ごはんです／
パンとマーガリンをやめるだけで、腸も血糖もラクになります

【中級】ちょっと慣れてきたら追加してみよう！

雑穀入りごはんや発芽玄米にチェンジ
味噌汁に野菜を追加（玉ねぎ・小松菜・きのこなど）
卵焼きやゆで卵をプラス
余裕があれば梅干しや海苔も

＼食べ応えもUP！栄養バランスもグッとよくなります／

【上級】体が整ってくると朝がもっと楽しみに！

発酵玄米や玄米ごはん
納豆＋しらす or オクラ or キムチで発酵コンビ
具だくさん味噌汁（汁物というより"おかず"）
たまにはアボカド＋全粒粉クラッカーや焼き芋もOK

＼体の調子が整うと、自然とパンを欲しなくなります／

まとめ

マーガリンには有害なトランス脂肪酸が含まれている
心臓病・認知症・肥満・妊娠への影響など、多くのリスクが！
パンとセットで食べる機会が多く、依存的になりがち
パンそのものも血糖・脂肪・栄養バランスに問題あり
食生活を少し変えるだけで、体はグッと楽になります

生活を変える第一歩は、小さな“いつもの見直し”から。

「なんとなくパン」「ついマーガリン」
そういう日々の“クセ”が積み重なって、体に負担をかけていることがあります。

でも、完璧じゃなくていいんです。

白ごはんと味噌汁と納豆。
そこから始めるだけで、健康への道はぐっと近づきます。

ちょっとした選び方、ちょっとした習慣の見直し。
気づいたその日から変えていけます

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）

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