AI時代だからこそ、医療に残るもの― やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックが目指したい未来 ―

🤖 AI時代だからこそ、医療に残るもの

― やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックが目指したい未来 ―

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼です。

最近、AIに関する話題を見ない日はありません。
医療の世界でも、AIの活用はこれからさらに進んでいくでしょう。

実際に、すでに世の中には

  • 📱 自動受付
  • 💳 自動会計
  • 🧾 後日決済
  • 📝 問診の自動化
  • 📅 予約管理の効率化

といった仕組みを導入している医療機関があります。
これから先、こうした流れはさらに加速していくはずです。

先日、新聞で「AIと一体化 自我を捨て謙虚に」という特集記事を読みました。
そこでは、AI時代において人間がどうあるべきか、そして人間にしか持てない価値とは何かが、仏教的・哲学的な視点から語られていました。

今日は、その内容を紹介しながら、最後にそれを当院の医療にどう落とし込んでいきたいかを書いてみたいと思います。

① 🏥 AIは、これから医療の「当たり前」になる

AIの進化によって、医療現場の多くの作業は自動化されていきます。

受付で人が長く対応しなくてもよい仕組み。
会計で待たなくてよい仕組み。
診療後にその場で財布を出さなくても決済が完了する仕組み。
問診も、ある程度まではAIが整理し、必要な情報を事前にまとめてくれるようになるでしょう。

さらに、薬そのものの価値も相対化されていくはずです。
今後は、当院で処方している薬と同じものを、別の医療機関でも受け取れる機会がさらに増えるでしょう。
ある意味で、「薬をもらうだけ」であれば、どこでも大差がなくなっていく時代です。

これは脅威でもありますが、同時に本質を問い直す機会でもあります。

② 🌱 AI時代に、人間の価値はどこに残るのか

今回読んだ記事では、AIを単なる便利な道具として見るだけでなく、AIの時代に人間が何を失いやすく、何を守るべきかが丁寧に論じられていました。

そこにあった重要な視点の一つが、
AIより上に立とうとするのではなく、AIと共存しながら、人間にしかできない役割を磨くべきだ
という考え方です。

さらに印象的だったのは、AI時代に価値が出るのは、知識をたくさん持っている人だけではなく、

  • 🤝 人と人とをつなげる人
  • 💞 他の人も快適になれるように配慮できる人
  • 🌍 人生を広い視野で捉えられる人
  • 📚 宗教・哲学・歴史など、人間の深さに関わるものを大切にする人

である、という趣旨でした。
これは医療にも、そのまま当てはまると思います。

③ 🩺 医療は、情報だけでは完結しない

AIは、膨大な情報を整理するのが得意です。
症状から考えられる疾患を並べたり、治療選択肢を比較したり、ガイドラインを提示したりすることも、今後さらに高精度になるでしょう。

しかし、医療は情報処理だけでは終わりません。

同じ咳でも、その背景にある不安は人によって違います。
同じ湿疹でも、「かゆい」だけでなく、見た目のつらさ、仕事への影響、人に会うことへの抵抗感など、抱えているものは一人ひとり異なります。

同じ薬を処方するとしても、その患者さんが何を不安に思い、何を望み、どんな生活の中でその治療を受けるのかを理解しなければ、本当に良い医療にはなりません。

ここは、AIが得意な領域とは少し違います。
むしろ、人が人として向き合う力が問われる部分です。

④ ⚙️ これからの医療機関は、「便利」だけでは選ばれない

自動受付や自動会計が整ったクリニックは、これからもっと増えるでしょう。
待ち時間が短く、手続きが簡単で、スマートに完結する。
それはとても大切ですし、患者さんにとって大きな価値です。

当院も、そうした利便性はしっかり取り入れていきたいと考えています。
AIやデジタル技術を敵視するのではなく、むしろ積極的に共存し、患者さんにとってより良い形に整えていきたいと思っています。

ただ、その一方で、
便利だから選ばれる
だけでは、これからの時代は足りないとも感じています。

最終的に患者さんが求めるのは、

  • この先生に相談したい
  • このスタッフさんに話を聞いてもらうと安心する
  • このクリニックは、自分を流れ作業で扱わない
  • 薬を出すだけでなく、自分全体を見てくれる

という感覚ではないでしょうか。
つまり、医療機関として最後に残る差は、人の質なのだと思います。

⑤ 🤖×👨‍⚕️ 当院が目指したいのは、「AIを使いこなしながら、人間味を失わない医療」

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックが目指したいのは、AIに置き換えられないことだけに固執する姿ではありません。

そうではなく、

  • ✅ AIで効率化できる部分は、しっかり効率化する
  • ✅ 事務作業や説明補助など、AIが得意なところは積極的に活用する
  • ✅ その分、人にしかできない部分に、私たちの力を集中する

という形です。

たとえば、受付や会計の負担が減れば、スタッフは患者さんへの声かけや気配りにもっと力を使えます。
情報整理をAIが助けてくれれば、医師は患者さんの表情や言葉の背景を、より丁寧に受け止めることができます。
業務が整えば整うほど、人間らしい医療に使える時間と余白が増えていきます。

それが、当院の考える「AIとの共存」です。

⑥ 🌸 良い医師、良いスタッフであり続けたい

今後、薬はどこでももらえる時代になるでしょう。
知識も、情報も、ある程度まではAIが提示してくれる時代になります。

だからこそ、当院は
「良い医師がいて、良いスタッフがいるクリニック」
でありたいと思っています。

ここでいう“良い”とは、単に知識がある、仕事が早い、ということだけではありません。

  • 患者さんを一人の人として見ること
  • 不安や迷いをくみ取ること
  • 相手の立場に立って考えること
  • 必要なときに、必要な言葉を選べること
  • 医療の技術だけでなく、人として成長し続けること

そうした力こそ、AI時代にむしろ価値を増していくはずです。

⑦ 🌿 当院は、まだ成長途中です

もちろん、私たちはまだ完成された理想の形にいるわけではありません。

もっと改善できることがあります。
もっと学ぶべきことがあります。
もっと整えるべき仕組みがあります。

AIの活用も、患者さんへの関わりも、スタッフ教育も、院内の連携も、まだ成長の途中です。

しかし、方向性ははっきりしています。

AIを取り入れながら、AIでは代替できない温度のある医療を深めていく。
効率化しながら、人へのまなざしは薄くしない。
便利さを上げながら、信頼も育てる。

⑧ ✨ まとめ

AI時代の医療は、確実に進みます。
自動受付、自動会計、後日決済、情報整理の自動化。
これらは今後、特別なものではなくなっていくでしょう。

しかしその時代に、なお選ばれる医療機関には、共通点があるはずです。

それは、
AIを上手に使いながら、人としての質を磨いていること。

そして、
患者さんとの関係を、単なる処方や手続きで終わらせないこと。

当院も、そんなクリニックでありたいと思っています。
薬だけなら、どこでももらえる時代になるかもしれません。
それでも「ここに来たい」と思っていただけるように、良い医師と良いスタッフであり続ける努力を、これからも重ねていきます。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
機能的骨盤底筋エクササイズpfilAtes™認定 インストラクター国際資格← NEW✨
カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞