クリニックだより 内科

コロナ禍での横浜市医師会聖灯看護専門学校と沖縄そば

内科

10年以上横浜市看護学校で呼吸器疾患の講義をしています

もともと横浜市医師会保土谷看護専門学校だったが、平成30年4月に横浜市医師会看護専門学校と横浜市医師会保土谷看護専門学校を統合・移転し、「横浜市医師会聖灯看護専門学校」が開設された。

まだ真新しい校舎がまぶしい。

毎年この新しい看護学校に行く楽しみの一つに沖縄料理を食べる事がある。

学生時代はよく沖縄に行った。

主に石垣島を中心に八重山諸島(竹富島・小浜島・西表島)、さらに日本最南端の有人島である波照間島だ。

そこで感じた空気感と味が恋しい。

居酒屋とは違う本格的な日常生活に溶け込んだ沖縄料理が看護学校の近くにある。

昨年は様相が違う新しい生活様式における講義と沖縄そばを紹介する。

横浜市医師会聖灯看護専門学校は横浜市鶴見区にある。

そこから車で5分に沖縄タウンと呼ばれる街がある。

決して立派で派手なものではなくややディープなイメージだ。

JR鶴見駅から南東に徒歩約15分の仲通商店街を中心とした一帯は、沖縄出身者とその子孫が多く住み、歴史と文化を感じられる街だ。

鶴見区に住んでいる移民の歴史は古く、およそ100年前にもさかのぼる。

当時の沖縄は貧しく、多くの人が仕事を求めて本土に渡った。

故郷から遠く離れた鶴見区に移り住んだ人たちは、身を寄せ合うようにコミュニティを形成し、独特の文化を代々継承してきたのだ。

ここは知る人ぞ知る沖縄独特の雰囲気と味を堪能できる。

沖縄タウンのファンは多く、一度行ったらまた行きたくなる街だと言われている。

沖縄タウンは、鶴見区でありながら遠い沖縄を身近に感じられる歴史ある街だ。沖縄を感じられるものと言えばやはり沖縄料理である。

沖縄のグルメを代表するものの1つに「沖縄そば」がある。沖縄旅行の際には食べたいと思っている人も多いだろう。

今でこそ全国的にメジャーになった沖縄そばだが、少し前まではあまり知られていなかった。

しかし沖縄ではソウルフードとして非常によく食べられている。

そのため、沖縄そばを提供する店はとても多い。

「そば」とは言うものの、「蕎麦」ではなく、蕎麦粉は一切使われていない。

麺は小麦からできており、どちらかと言うとラーメンの太麺に近い。

だしは、豚骨とかつおだしが一般的だが、店によって様々だ。

現在では沖縄そばのひとつとして全国的にも有名なものが、ソーキそばだと言っても過言ではないだろう。

ソーキとは、沖縄では豚のスペアリブのこと。

ソーキそばとは、文字通り、そのスペアリブがトッピングされた沖縄そばだ。

人気の沖縄そばは角煮や紅ショウガが入っていて、ボリュームがあるのにさっぱりと食べられる。

私は数ある店の中で「うちなーすばヤージ小」(うちなーすばやーじぐわー)は好んで利用する。

そばの汁から立ち上がる出汁の香りと味は、旨味が凝縮され食欲をそそる。

店内の内装も沖縄の庶民的な雰囲気そのもので、地元や近郊に住んでいる出身者もたくさん通い店の中では方言が飛び交う。

さあ、コロナ禍は営業しているだろうか、不安と期待が入り混じるなか足を運ぶと・・・。

コロナ禍の影響にて今年の講義は例年とは異なった様相だ。

2年生に呼吸器に関するすべての内容の講義をしている。

解剖学、生理学、総論、各論(ぜんそく、肺炎、肺がん、COPD、間質性肺炎、結核・・・・)全てに渡るので、教える範囲は広くなる。

約4週にわたり講義だ。講義初日の新しい生活様式における講義風景。

講師も含めて全員マスクを着用する。

学生は広い多目的室で机の距離をとる。

講師の前にはビニールカーテン。

換気タイムがある。

生徒には積極的に発言をうながす雰囲気ではない。

2週目はビデオ撮影での講義だ。ZOOMとは違い、いわゆるビデオカメラでスクリーンを撮影する。

古典的な方法だが間違いはないのであろう。

看護学生なのでまずは、呼吸器とはどのようなものか興味を持ってもらうことを心がける。

もちろん苦手意識を持ってもらうわけにはいかない。

看護師になった時に、患者さんに一番近い立場の職業だ。

授業内容は難しくないようにすすめる。

それほど難しくはない。

日常で患者さんに説明している内容をする。

そして彼女、彼らが看護師になった時、私の話が役に立っていれば嬉しく思う。

患者さんのお気持ちに寄り添った、心優しい看護師になってもらいたい。

患者さんの喜びを自分の喜びとして実感できる素晴らしい職業であることを伝えた。

さあ、沖縄そばだが、どうやら店の前で人が並んでいる、人気店ゆえの行列だろう。

この店は座席数が少なく一人で食べる際には基本的に相席だ。1年ぶりに食べたい、しかし感染のリスクを考えると躊躇する。

またいつか来ようと考え、後ろ髪をひかれつつ後にした。

その代わり沖縄物産センターで家庭用の沖縄そばを購入し家で堪能した。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。