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喉の痛みはただの風邪ではないかもしれません:咽頭痛と亜急性甲状腺炎について

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喉の痛みは無視できない警告信号かもしれません

最近、季節の変わり目やストレス、はやり風邪、生活習慣の乱れからくる喉の痛みを訴える方が多くなっています。

これらの症状は、一般的に咽頭炎や扁桃腺炎と考えられますが、中には亜急性甲状腺炎の可能性もあるのです。

咽頭痛とは

咽頭痛は、風邪、インフルエンザ、扁桃炎などが原因で生じることが多いです。

これらの病気はウイルスや細菌の感染が主な原因であり、その結果、咽頭部が炎症を起こし、痛みが生じます。

症状としては、喉の痛みや飲み込みにくさ、体温の上昇、咳、声のかすれ、頭痛などがあります。

通常、抗生物質や解熱剤、水分補給、安静などによる自己管理で改善します。

亜急性甲状腺炎とは

しかし、喉の痛みが続く場合、亜急性甲状腺炎の可能性も考えられます。

これはウイルス感染により甲状腺が炎症を起こす病気です。

亜急性甲状腺炎の初期症状は、喉の痛みや発熱、全身のだるさといった風邪と似た症状が現れます。

しかし、特に首の前面に痛みを感じ、触ると硬く腫れていることが特徴的です。

また、痛みはしばしば耳にまで広がります。

なかには首の痛みは感じず、のどの痛みだけの場合もあるので注意が必要です。

治療方法

亜急性甲状腺炎の治療は、痛みや炎症を和らげるための非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用や、症状が重い場合はステロイドの使用があります。

体調の悪化を避けるためにも、症状が続く場合は専門医の診断を受けることが重要です。

おわりに

喉の痛みは無視できない警告信号かもしれません。

普段の風邪とは違う、何かが違うと感じたら、必ず医療機関を受診してください。

亜急性甲状腺炎の早期発見・早期治療が、回復にとって最も重要なポイントとなります。

これらの情報が、喉の痛みを抱える皆様の参考になれば幸いです。

健康は何よりの財産です。

自己判断での無理をせず、必要な場合は適切な医療機関での診察をお勧めします。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。