🍂木枯らし一号とともに──いよいよ干し柿スタート!

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です。
本日、横浜では「木枯らし一号」が吹きました🍃
冷たい北風が、秋の終わりと冬の訪れを告げる季節。
そんな中、以前に患者さんからいただき、冷蔵庫で大切に保存していた渋柿を、
ついに――干しました✨

🍊手間ひまの中に、季節を感じる
干し柿づくりは、まさに「整える」時間。
1️⃣ 皮をむき、
2️⃣ 熱湯にくぐらせて、
3️⃣ 紐を結び、
4️⃣ 風と太陽にゆだねる。
枝を“T字”に残してくださった患者さんの丁寧なお心遣いが、
こうして一つひとつの柿を吊るす作業を、よりあたたかい時間に変えてくれました。
手を動かしながら、ふと感じるのです。
「食べる」という行為の奥には、
人と人のつながり、自然の恵み、そして“時間”という贈り物があるのだと🍂


🌿薬膳の世界での「干し柿」のちから
干し柿は、薬膳では肺を潤し、喉を癒す果実とされています。
乾いた空気で咳や喉の痛みが出やすい今の季節、
まさに呼吸器にやさしい自然の甘味です🍬
🫁 肺を潤す
🧘♀️ 心を落ち着ける
💪 免疫を高める
🍠 胃腸を整える
まるで「食べる薬」。
時間をかけて甘みを引き出す干し柿は、まさに“自然の処方箋”ですね。
🧴カビ防止には「ホワイトリカー」
干し柿を作る際に心配なのが「カビ」。
今回はその予防のため、
ホワイトリカー(果実酒用の焼酎)をスプレーして消毒しました👇

アルコール度数35%ほどのホワイトリカーは、
自然な防腐効果があり、果実の表面を守ってくれます。
これもまた、昔からの知恵。
“科学と伝統のちょうど真ん中”にある方法ですね🌿
🍃風とともに整う時間
木枯らしの風にゆれる柿たちは、まるで季節のメトロノーム。
ゆっくりと、焦らず、自然のリズムで整っていく。
この姿を見ていると、
私たちのからだや心もまた、同じように
「風」によって整えられているのかもしれません。
寒さが深まるほどに、
甘みを増し、滋味を深める干し柿のように。

🧡患者さんへ、心より感謝を
この干し柿づくりは、すべて“あの一言”から始まりました。
「先生、干し柿がお好きなんですよね」
その言葉を覚えていてくださり、
丁寧に枝を残した柿をわざわざお持ちくださった患者さんへ。
本当に、ありがとうございました。
いただいた柿を通して、
人のやさしさと季節のめぐりに、またひとつ心が整いました。
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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