記憶のなかの「大丈夫」が、子どもたちの命を繋ぐ成分になる

本日、2026年3月28日の新聞コラムに、深く考えさせられる記事がありました。
作家・益田ミリさんのエッセイを引用したその内容は、私たちが日々のなかでつい見失いかけている「他者への想像力」と、子どもたちの「心の居場所」について、鋭くも温かく触れています。
「この社会はどこか間違った方向に進んでいないか」
—— 2026年3月28日付 新聞コラムより
過去最多、538人という数字の重み
記事のなかで最も衝撃的なのは、昨年の小中高生の自殺者数が過去最多の538人に達したという事実です。
10代の死因の1位が自殺である国は、主要7カ国(G7)でも日本だけだといいます。
この数字の背景にある孤独や息苦しさに、私たちはどう向き合うべきなのでしょうか。コラムが投げかけるこの問いは、子どもたちと接するすべての大人にとって、決して他人事ではありません。
自分を形作る「成分」としての優しさ
益田ミリさんは、今の自分を作っている「成分」について、自身の経験を振り返っています。
- 走るのが遅かった自分を「最後まで並んで偉かったな」と褒めてくれた先生
- 熱を出したとき、冷たいタオルを当ててくれた、おばさんの手の温もり
これらは、人生を劇的に変えるような大きな出来事ではありません。
しかし、こうした小さな「大切にされた記憶」が積み重なり、絶望の淵に立たされたときに「自分は大丈夫だ」と思える心の成分になるのだと説いています。
正論よりも、確かな「記憶」を
コラムの後半では、ある漫画のシーンが紹介されています。
危険な場所に立ち入った生徒に対し、先生が授業を放り出して、泣きながら本気で怒っている場面です。
形式的な指導や正論ではなく、相手の命を想い、本気で心を動かすこと。
悩み、行き詰まっている子どもたちに対して、私たちは「ネギの匂いのする手」のような、生活感のある等身大の優しさを差し出せているでしょうか。
【この記事の核心】
孤独を救うのは、立派な教育論ではありません。かつて誰かに大切にされたという「手触りのある記憶」です。私たち大人ができることは、彼らのなかに「自分はここにいていいんだ」と思える温かな記憶の成分を、一つでも多く残してあげることではないでしょうか。
今日の新聞の片隅に書かれたこのメッセージを、大切に受け止めたいと思います。
投稿者プロフィール

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からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
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カラダ取説®マスター・ジェネラル
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞
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