💭「死を想う」と、生き方が変わる?

〜人生を大切にするための、最もシンプルで深い問い〜

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

皆さんは、ふとした時に
「もし今日が人生最後の日だったら?」
と考えたことはありますか?🌅

🕊️17歳の時に出会った“心を揺さぶる言葉”

ある本の中で、こんな印象的なエピソードが紹介されていました。

「17歳の時にこんな言葉を読んだ——
『毎日を、人生最後の日のように生きなさい』」

その言葉に感銘を受けた人物は、スティーブ・ジョブズ
彼は毎朝鏡を見て、自分にこう問いかけていたそうです。

「もし今日が人生最後の日だとしたら、今からやろうとしていることを本当にしたいか?」

答えが「ノー」である日が続くと、何かを変えるタイミングだと考えていたとのことです。

📜「死を想え(メメント・モリ)」という古代の知恵

ジョブズの思想の背景には、古代ローマの哲学者・詩人たちの言葉もありました。

「死ぬことを思い出すこと、
それは“よりよく生きること”を学ぶことにつながる」

これは単なる精神論ではありません。
「死」があるからこそ、「今という時間」の尊さに気づける——
それが「メメント・モリ(Memento mori)」の本質です🕯️

🧪科学的にも証明された「死を想うこと」の効果

社会心理学の研究では、実際にこんな効果が確認されています。

🧬 米フロリダ州立大学の実験(2008年):

墓場の前を通るように指示された人は、落とし物を拾う確率が40%もアップ
→ 自分の死を意識したことで、他人にやさしくなる傾向が現れた。

🌍 被験者はコミュニティへの感謝や地球環境への配慮にも前向きになり、
エコ活動や寄付行動にも好影響を与えていたとのことです。

つまり——

「死を意識することは、自己中心的な思考を和らげ、人とのつながりや思いやりを育てる」

🧭“死”を遠ざける時代だからこそ、大切なこと

現代社会では、「死」は忌避されがちです。
しかし、死を語らないことで、かえって人生の輪郭がぼやけてしまうことも。

特に医療現場では、命の限りを見つめる瞬間に何度も立ち会います。
そのたびに思うのです。

「人は、死を恐れることで、今この瞬間をより大切にできるようになる」と。

🌿私たちが“よりよく生きる”ためにできること

✅ 自分の時間の有限性に気づく
✅ 1日1日を「これでよかった」と思えるように過ごす
✅ ありがとう・ごめんなさい・愛してるを、伝えたい時にちゃんと伝える
✅ 病気になる前に、人生を整える

「死」を話題にすることは、決してネガティブではありません。
むしろ、よりよく“生きる”ための、最もポジティブな問いかけなのです✨

📝まとめ|死を想うことは、生き方を選ぶこと

🧠 死を意識すると、思いやりが増す
🌱 今この瞬間に集中できる
🫶 人とのつながりを大切にしたくなる
📅 1日を丁寧に使いたくなる


私たちは日々、時間に追われ、迷い、不安にかられながら生きています。
でもその中で、時に「死」という存在をちらりと意識することで、
今日という1日を、かけがえのないものとして生き直すことができる——
それが、このページを読んで得た一番の気づきでした🕊️

それではまた、次のブログでお会いしましょう✨

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)