もう迷わない!ワクチンを接種する間隔
異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔
今まで一度ワクチンを接種すると次のワクチンをするのに一定の期間を開けなければなりませんでした。
10月1日から「生ワクチン⇒生ワクチン」以外においては「接種間隔をあける」必要がなくなりました。
生ワクチンと不活化ワクチン
ワクチンは、感染の原因となるウイルスや細菌をもとに作られています。
1.生ワクチン
病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られたワクチンです。
2.不活化ワクチン
病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を無くした(不活化、殺菌)ものを原材料として作られたワクチンです。
同時接種について
「同時接種」とは、2種類以上のワクチンを同時に接種することです。
同時接種のメリット
1. 各ワクチンの接種率が向上します。
接種忘れが減り、風邪などの体調不良で接種できない回数が減ります。
2. 子どもたちをワクチンで予防される感染症(VPD)から早期に守ることができる
接種を早期に終了できます
3. 保護者の負担を軽減できる
ワクチンのための受診回数が減ります
同時接種によって、それぞれのワクチンの有効性に影響があったり、有害事象・副反応の頻度があがることはありません。
ワクチン接種に注意が必要な時
ワクチン接種ができないとき
明らかに発熱をしている時(熱が37.5℃以上の時)
重篤な急性疾患にかかっている場合
接種するワクチンやその成分でアナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな場合
妊婦は生ワクチンの接種はできません(麻しん、風しん、おたふくかぜ、水痘など) など
その他、接種する医師が問診表の確認と診察の上、接種可能かどうかを判断します。
※ ワクチンの種類について
注射生ワクチン
麻しん風しん混合ワクチン
水痘ワクチン
BCGワクチン
おたふくかぜワクチン など
経口生ワクチン
ロタウイルスワクチン など
不活化ワクチン
ヒブワクチン
小児用肺炎球菌ワクチン
B型肝炎ワクチン
4種混合ワクチン
日本脳炎ワクチン
季節性インフルエンザワクチン など
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