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もう怖くない!吸入ステロイドの副作用について

内科

吸入ステロイドは安全性が高いです

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吸入ステロイドが必要なのに、ステロイドと聞いただけで拒否感を持たれる患者さんがおります。

また喘息で通院されていた患者さんが、

・妊娠を契機に吸入ステロイドをやめて咳が悪くなったこともあります

心配なお気持ちはよく分かりますが、実際は薬をやめる必要はありません。

吸入ステロイドは子供でも安全に使用できます

イラストでわかる子どもがぜんそくと診断された場合の治療について(6~15歳)

吸入ステロイドの副作用について

● 吸入ステロイド薬の副作用は、他のステロイド薬とは比較にならないほど少ないです

● 妊婦さんや授乳している場合にも安心して使用できます

● 小児や80歳を超えた患者さんも使用できます

しかし、主に粉の薬を使用した場合に時々

● 声がかれる

● 味覚が感じなくなる

● 口の中にカビがでる

などの症状がでることがあります。

そのような場合の対処方法

・薬の量を減らす、一時的に吸入薬を中断する、霧状の薬に変更する

などの方法をとりますが、ぜんそくの具合を見ながら調整が必要です。

いずれにしても

● 吸入をした後は必ずうがいをして

口やのどの症状を軽くさせ、体への吸収を可能な限り少なくすることが重要です。

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喘息で吸入ステロイドが必要な理由

ぜんそく(喘息)で咳き込んだり、息苦しくなる原因とは・・・・

空気の通り道(気道)が赤く腫れて、むくみます
  +
普通なら咳き込まない、ちょっとした刺激で咳がでて、空気の通り道(気道)が「キュッ」と縮まります
  ↓
空気の通り道が狭くなります
  ↓
苦しくなります

大人のぜんそくの治療で大事なことは

空気の通り道のむくみを取り、空気の通り道を広げることが重要

その第一の薬は

吸入ステロイド

です。

軽症であっても、吸入のステロイドを使用すること

です。

多くのイメージとして、ステロイドと聞いただけで心配と感じられると思います。

吸入して使用するため、直接に空気の通り道に効果を発揮します。

そのため、

ステロイドの量は微量で、安全性が高く安心して続けられます

治療法と治療薬 - ぜんそく 喘息

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