イラストでわかる子どもがぜんそくと診断された場合の治療について(6~15歳)

ガイドラインを参考に薬を使用します

小児ぜんそく - 自分でもわかる治療前の重症度の判定と治療の目安(6~15歳)

当院の呼吸器内科・アレルギー科・内科は15歳以上の患者さんを対象としております。

そうすると

● ひと月、毎日咳がでる

● 夜咳き込んで苦しくなることがある

● 胸がヒューヒューする

● 体育でくるしい

このような15,16歳の未成年の患者さんがおられます。

● 思春期の時期で、親にはそれほど話しません

そして、徐々に症状が悪くなって、

● 1週間前くらいから毎日咳で夜起きて苦くなる

このようになってからクリニックに受診されます。

ぜんそくであれば

● 夜の症状は発作



● 吸入ステロイドが必要な状態

● 症状によって発作に対しては点滴もしくは内服のステロイドを短期に使用する

状態です。

一方、

● ステロイド(吸入、点滴、内服)の処方の話をすると驚かれる親御さん

が多くおられます。

● 吸入ステロイドは微量なステロイド

● 発作に対するステロイド点滴、内服は短期

で、ほぼ副作用が無く、メリットが多いです。

しかし、

● 世間一般的な、誤った悪しきステロイドイメージのため

驚かれるのでしょう。

そこで、

● 今の症状だと、どのような治療になるか

● 誰でもわかるように、ガイドライン(6~15歳)をもとに作りました

ご参考にしてみてください。

※ 主に毎日使用する薬の内容であり、発作に対してはまた別の内容になります

今の症状はどのような感じか重症度を決めます

● ひと月、咳が毎日でる

● 夜咳き込んで苦しくなることがある

● 胸がヒューヒューする

上記の症状だと、

● 咳や胸がわずかにゼーゼー、ヒューヒューする頻度

の項目で、

● 毎日ある
にチェックマークが入ります

さらに、

● 発作の強さ

の項目で

● 週に1~2回ぜーぜー息苦しくて、起きてしまうにチェックマークが入ります

そうすると、重症度が分かります。

● 重症持続型

です。

重症度が分かったら治療の内容を確認します

● 重症持続型はステップ4

の治療になります。

一番重要なことは

● 吸入ステロイド薬

を使用しなければなりません。

※ 主に毎日使用する薬の内容であり、発作に対してはまた別の内容になります

まとめると下記のような表(6~15歳)になります

A4で作成しているため見づらいと思いますので、PDFから印刷、もしくはダウンロードしてください。

ガイドラインをもとにオリジナルで作成していますので、詳しくは主治医の先生とご相談してください。

PDFはこちら

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)