将来の病気が不安でたまらない人へ|「心配しすぎ」が危ない理由
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「脳梗塞や心筋梗塞になるのが怖い…」
「家族ががんだったから自分も…」
そんな不安に毎日悩まされていませんか?
実は、過度に心配すること自体が健康に悪影響を与えることがあるのです。
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この記事では、「病気の不安」と上手に付き合う方法をお伝えします。
将来の病気を過剰に心配していませんか?
エビデンスに基づく「病気のリスク」
現代の医学では、高脂血症や高血圧があると将来的に脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などのリスクが高まることがわかっています。
- 高脂血症 → 脳梗塞、心筋梗塞、狭心症のリスク
- 高血圧 → 脳梗塞、心筋梗塞、腎不全のリスク
これらは、科学的な根拠(エビデンス)に基づいた情報です。
だからこそ、治療や生活習慣の改善が推奨されています。
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「じゃあ、今からしっかり気をつけないと!」
と思いますよね。
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でも、「心配しすぎ」がかえって体に悪影響を及ぼすことがあるのです。
心配しすぎが病気を引き寄せる⁉
「病は気から」という言葉を聞いたことはありませんか?
実際のケース
肺がんの家系だったある患者さんは、
- 常に「自分も肺がんになるかもしれない」と不安に思い続けていた
- 毎年、人一倍の頻度で健康診断やドックを受けていた
- 食生活や生活習慣にも人一倍気を使っていた
どうしてこんなことが起きるのでしょうか?
心配しすぎが引き起こす「ストレス」の正体
ストレスが体に与える影響
過剰な心配や不安は、強いストレスを生みます。
そして、そのストレスは次のような影響を与えることがわかっています。
- 免疫力の低下 → 感染症にかかりやすくなる
- ホルモンバランスの乱れ → 自律神経の乱れ、体調不良
- 血圧の上昇 → 心臓に負担をかける
つまり、過剰な心配がかえって病気を引き寄せてしまう可能性があるのです。
適度な心配と過剰な心配の違い
あなたはどちら?
- 適度な心配:リスクを認識し、必要な対策をとる
- 過剰な心配:まだ起こっていない未来の不安に支配され、ストレスが強くなる
心配と上手に付き合うための3つのポイント
1. 「予防」と「心配」は違うと理解する
- 予防:適切な生活習慣を身につけること
- 心配:不安な気持ちに支配されること
予防は必要ですが、過剰な心配は不要です。
「やれることをやったら、あとは自然に任せる」という心構えを持ちましょう。
2. 定期的な健康診断を受け、情報を冷静に受け止める
- 健康診断は「現状を知る」ためのものです。
- 数値が高いからといって、すぐに重大な病気になるわけではありません。
医師のアドバイスを受け、焦らず、正しい知識を身につけることが大切です。
3. 不安が強いときは、信頼できる医師に相談する
- 自分だけで不安を抱え込まない
- 信頼できる医師に相談することで、正しい対策を知ることができます
「心配だから」だけで検診を受けすぎるのは逆効果です。
本当に必要な検査を受け、必要な対策をとることが重要です。
適度に「緩く付き合う」ことが健康を守る
という心構えが大切です。
生まれつきの性格もありますが・・・
- 心配しすぎず、適度に健康を意識する
- 未来の不安に囚われすぎない
- やれることをやったら、あとは運命に任せる
「宿命」や「運命」を受け入れつつ、できる範囲で健康に気をつける。
これが、長い人生を健やかに生きるための秘訣です。
まとめ:心配との上手な付き合い方
- 病気のリスクを知り、予防に努める
- 過度な心配はせず、緩く付き合う
- 不安を感じたら、信頼できる医師に相談する
「病気になるかもしれない…」と不安に感じるのは自然なことです。
ですが、心配に囚われすぎないことが、心身ともに健康に生きる秘訣です。
心配になったら相談してください
もし、不安に感じることがあれば、
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックまでご相談ください。
皆さんが心穏やかに、健康に過ごせることを心から願っています。
ご相談はお気軽にどうぞ!
💖 健康は、あなた自身が知り、選び、整えていくものです。
🏥 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
日本温活協会認定温活士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)
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投稿者プロフィール
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