🏙️便利になったのに、なぜ私たちは疲れているの?~文明病と心と体のバランスを考える~

こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です😊
今回は、ある「文明批判の言葉」をきっかけに、現代を生きる私たちの健康と暮らしについて考えてみたいと思います。
✨1955年、アメリカの牧師が語った“現代の矛盾”
「私たちは長大なビルを作り上げたが、気は短くなった。
道路は広くしたが、視野は狭くなった。
家は大きくなったが、家族との関わりは小さくなった。
便利になったが、時間はない。
専門家は増えたが、問題も増えた。
薬は増えたのに、健康な人は減った…」
今日お届けするのは、1955年のアメリカ・ワシントン州の牧師ボブ・ムーアヘッド氏が語った言葉から始まる、心に響くエッセイの一節です📖
しかしながら――
📚【重要な注釈】出典について
この言葉はとても感動的で共感を呼ぶ内容ですが、実はその正確な出典や原文が明確でないことが指摘されています😮
特に「ボブ・ムーアヘッド氏によるもの」とされているものの、のちに類似する表現が「匿名作家による詩」として再構成されるなど、由来や著作権に諸説があるのが現実です。
つまり、「この言葉が誰のものか?」という点については明確な一次資料が存在しない可能性があるため、あくまで「心に響くメッセージ」として紹介しております🙏✨
🧠文明病とは?医学的にどう考える?
さて、引用された内容の中には、私たちが日々の診療で目にする「文明病(Lifestyle-related diseases)」の本質が鋭く言い当てられています。
文明病とは?
便利な現代社会が生んだ「心身の不調」で、以下のような病気が含まれます。
🔹 高血圧・糖尿病・脂質異常症
🔹 アレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎)
🔹 睡眠障害・自律神経失調症
🔹 うつ・不安障害
🔹 肥満・過食による内臓疲労
これらはいずれも、過度なストレス、食生活の乱れ、運動不足、デジタル依存、孤独感などと深く関連しています。
🍷「疲れがとれない」の正体
「私たちは、酒を飲みすぎ、タバコを吸いすぎ、
日々を急ぎすぎ、怒りすぎ、夜更かしまでして起きすぎる。
時間をムダに過ごし、少ししか笑わず、
毎朝、目覚めたらすでに疲れている。」
このフレーズに心当たりがある方、多いのではないでしょうか?😢
現代人の多くが、「疲れがとれない」「朝からだるい」「頭が働かない」という症状を抱えています。
これは医学的には以下のように説明できます:
🌀 交感神経の過緊張状態:ストレスで常に「戦闘モード」になり、リラックスできない
😴 メラトニンやセロトニンの分泌異常:夜型生活により、睡眠ホルモンが乱れる
🍬 血糖値の乱高下:糖質中心の食生活でイライラや倦怠感が増加
📉 慢性炎症状態:加工食品・高脂肪食が続くことで、体内炎症が静かに進行
つまり、「疲れやすさ」は一つの疾患ではなく、日々の積み重ねによる“体内の警報”なのです🚨
🧘♀️治療より大切なのは、「手放す勇気」
現代医療はたしかに進歩し、多くの薬があります💊
しかし――薬だけでは、生活習慣や心の在り方を変えることはできません。
🌱 ゆっくり噛んで食べること
📵 寝る前1時間はスマホを手放すこと
🚶♂️ 外に出て太陽を浴びること
📚 読書や対話で「知性と感性」を育てること
🌿 季節の草花に目を向けること
こうした小さな生活習慣の改善が、薬よりも効果的な「治療」になることがあります。
📌まとめ|“朝から疲れている”あなたへ
毎朝、疲れたまま目覚めていませんか?
週末になっても、元気が回復しきれず、心が晴れないと感じていませんか?
その状態は、体と心が「休ませてほしい」とSOSを出しているサインです🚨
私たちのクリニックでは、薬だけでなく、こうした生活背景まで含めてトータルにサポートしています😊💕
📎この記事の内容は…
本記事はあくまで、「やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長・山口裕礼」の見解をもとに構成したものです🖋️
💡 文献的な医学エビデンスがある部分と、そうでない経験的・生活的アドバイスが混在していますので、参考情報としてご覧ください。
疑問やご相談があれば、いつでもお気軽にご来院くださいね😊🌷
読んでくださって、ありがとうございました😊
あなたの心と体が、少しでも軽くなりますように。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)