🧬皮膚は“第3のホルモン器官”?抗加齢医学が明かす最新研究

🧖‍♀️「皮膚はただの“バリア”ではない?」

皮膚といえば「外敵から体を守るバリア」というイメージが一般的。
でも実は近年、皮膚が“ホルモンを作り出し・応答する”内分泌器官として注目されています👀

抗加齢医学(アンチエイジング医学)の世界では、皮膚は
👉 「脳」「腸」に次ぐ“第3のホルモン器官”
とまで呼ばれているのです!

🔬皮膚が関わる代表的な“ホルモン”たち

皮膚はさまざまなホルモンに応答し、また自らも産生する能力を持っています👇

✅ レプチン(脂肪細胞から分泌)

  • 食欲や代謝の調整に関与
  • 皮膚の創傷治癒や毛包の調節にも関係

✅ インスリン(血糖を下げるホルモン)

  • 皮膚細胞の増殖や炎症抑制に関与
  • インスリン抵抗性が高まると、皮膚老化が進行とも

✅ コルチゾール(ストレスホルモン)

  • 皮膚にも受容体があり、過剰に分泌されると炎症や肌荒れを引き起こす

✅ ビタミンD(紫外線によって皮膚で合成)

  • 免疫調整作用・抗炎症作用あり
  • アトピーやニキビなどの慢性炎症にも関与

⚠️皮膚老化は“ホルモンバランスの崩れ”から始まる

肌のたるみ、シミ、乾燥…
見た目の変化は、皮膚におけるホルモン受容体の減少や機能低下によって起こることも。

特に加齢による以下の変化が注目されています👇

年齢変化皮膚への影響
エストロゲンの減少水分保持力・コラーゲン低下=シワ・たるみ
インスリン感受性の低下炎症の慢性化=くすみ・ゴワつき
成長ホルモンの減少ターンオーバーの遅延=くすみ・角質肥厚

🍽️生活習慣で皮膚ホルモン環境を整えるには?

抗加齢医学では、「ホルモン環境」を整える生活習慣が重要とされています👇

🌿食事

  • 糖質制限でインスリン抵抗性の予防
  • 大豆製品・発酵食品で腸内環境とホルモン代謝をサポート

💤睡眠

  • 成長ホルモンの分泌を促すには、深い睡眠(22時〜2時)がカギ

🚶‍♀️運動

  • レプチン感受性を高めるには、中等度の有酸素運動が効果的

🔍まとめ|皮膚は“ホルモンの鏡”でもある

皮膚は単なる「外側」ではなく、
ホルモンに反応し、自らも発信する“知性ある器官”です。

肌トラブルを「化粧品だけ」で治そうとせず、
内分泌(ホルモン)×生活習慣×皮膚の科学的つながりを意識することで、
真のアンチエイジングが見えてくるかもしれません🌱✨

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)