🌿ここに来ると安心する──

2025年6月30日 2025年6月30日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

その理由は、出会ってきた1万人以上の患者さんと、本から学んだ“人間の叡智”です

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

「先生のところに来ると、なんだか安心します」
そんな言葉をいただくことが、当院ではとても多くあります。

その理由は、おそらく“医学的な説明”でも、“診断の的確さ”でもありません。
もっと根源的な部分──「人として向き合ってくれる感じがする」からだと思っています。

👥1万人以上の患者さんが“私の教科書”です

私はこれまで、大学病院から地域医療まで、のべ1万人以上の患者さんと出会ってきました。
命の瀬戸際にいる方、残された時間を穏やかに過ごしたい方、何気ない不調で立ち寄られた方──

時に、ご家族より深く話し合う時間を持つこともあります。
亡くなられた方も、今生きておられる方も、皆さんの存在が、私の臨床の“軸”を育ててくれました。

私が医師として存在できているのは、
📖医学書だけでなく、
🕯人生をかけて生きた患者さん一人ひとりの“生きざま”に触れてきたからです。

📚本棚にあるのは、医学書ではなく「生き方の書」たち

今日は、その一部として、私が日常的に読んでいる本の中から哲学・宗教・思想の本をごく一部ご紹介します。

📕『人間とは何か』
📘『ブッダの獅子吼』
📘『空海生き方の真髄』
📕『親鸞聖人を学ぶ』
📗『寄りそう心』
📘『法華経』『般若心経』
📕『ニーチェの言葉』
📗『医師の信仰総合診療編』
📕『三鏡』
📘『吉田松陰』『西郷隆盛』『幸福王国ブータン』など…

これらの本に共通するのは、
「人はどう生きるべきか」「人をどう理解し、寄り添うか」という根本の問いです。

医師である前に、一人の人間として、
「痛みや孤独に寄り添えるか」が、私の診療の原点です。

💭混雑したから来た方も、命を託す方も、みな等しく“大切な人”

当院には、近隣のクリニックが混んでいたからと「一見さん」で来られる方もいます。
一方で、「ここしか頼れない」と言って、命をかけて通ってこられる方もいます。

でも、どちらも等しく大事な患者さんです。

私ができるのは、その人の“背景”と“今の気持ち”を汲み取って、
その人にとっての“最善のケア”を、その瞬間に尽くすこと。

🕊安心とは、医学の枠を超えた“人と人とのつながり”

「ここに来ると安心する」
その理由は、医学の技術ではなく、
患者さんと過ごした無数の対話と、人生の書物から得た“人の理解”にあるのだと思っています。

それが、薬では届かない場所に届く力となる。
だから私は、これからも診療と並行して、「人間を学ぶこと」を続けていきます。

🌱あなたが少しでも安心できる場所でありますように

もし、当院があなたにとって「安心できる場所」になっているなら、
それは、これまでに出会った多くの患者さんのおかげであり、
また、この本棚の中にある“無数の命の教え”のおかげでもあります。

そして、その安心が、あなたの体と心を少しでも軽くできるのであれば、
私はそれを本望といたします。

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
環境省環境人材認定事業日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）