🌿すべての本が教えてくれたこと──

2025年6月30日 2025年6月30日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

「人は、ただ生きるのではなく、“どう生きるか”を選べる」

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

今回は、私の本棚にある「思想・宗教・哲学・人間学」の書籍をすべて横断して、
“もしこれらを一冊にまとめるとしたら、そこには何が書かれているか？”という視点で、ブログを書いてみます。

これは私の診療の根幹にもつながる、大切なテーマです。

📚人生をかけて問い続けた人たちの言葉たち

今回の本棚にあるのは、たとえばこんな本たちです。

『人間とは何か』（V.E.フランクル）
『ブッダの獅子吼』『親鸞聖人を学ぶ』『法華経』『般若心経』など仏教思想の本
『吉田松陰』『西郷隆盛』『空海』といった日本の偉人たちの思想
『ニーチェの言葉』『三鏡』『医師の信仰総合診療編』など“医と哲学”をつなぐ本
『幸福王国ブータン』『寄りそう心』『人生の悩み方』など、日常をやさしく見つめ直す本

どれも、生きることの意味、死に向き合う勇気、誰かと共にあることの尊さを、
時間と命をかけて書かれたものばかりです。

🧭一言でまとめるならば──

「人は、ただ生きるのではなく、“どう生きるか”を選べる存在である」
これに尽きます。

苦しみや悲しみは、避けられない。
でも、その中で“どう受けとめ、どう行動するか”は、私たちに委ねられている。
そして、人の価値は、どれだけ生きたかではなく、どう生きたかにある。

👨‍⚕️医師としてこの言葉を読むとき

私は医師として、診察室で「人の生と死」に日々向き合っています。
そして、治療とは単に病気を取り除くことではなく、
“その人が、その人らしく生きる手伝いをすること”だと考えています。

だからこそ、
🪷 仏教書は「受け入れる力」を
🪞 哲学書は「考え抜く力」を
📿 偉人の伝記は「行動する勇気」を
私に与えてくれます。

☸️一冊に込められた“祈り”

もし、これらの書籍を一つにまとめて一冊の本にするならば、
そのタイトルはきっとこうなります。

『人は誰でも、愛されるに値する』
──そして、そのことを忘れそうになった時、誰かがそばにいる

🌱だから、私たちのクリニックが「安心」と感じられるのなら

当院に来てくださる患者さんの中には、
「ここに来ると安心する」「なんとなくホッとする」と言ってくださる方が多くいらっしゃいます。

もしそう感じていただけているなら、
それは医学の技術ではなく、
“私が本から学び、患者さんから受け継いできた“人間観”がにじんでいるから”かもしれません。

📖最後に：読書とは、診察室を超えた“共感の場”です

書物は、言葉の奥にある「痛み」「希望」「問い」にそっと寄り添います。
そして私もまた、患者さんに寄り添うとき、いつも心のどこかでこれらの本と対話しているのです。

だから私は今日も、医学の本だけでなく、“人間を学ぶ本”を開くのです。

ここまで読んでくださったあなたに、心から感謝いたします。
どうか今日という日が、あなたにとって“よく生きた一日”になりますように。

— やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
　山口裕礼

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
環境省環境人材認定事業日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）