クリニックだより 皮膚科

しもやけに関する症状、予防、日常生活の工夫

皮膚科

しもやけに関する症状、予防、日常生活の工夫

寒い季節が訪れると、しもやけに悩む方も少なくありません。

特に手足や耳など、末端部分は冷えにより血行が悪くなり、しもやけを引き起こすことがあります。

ここでは、しもやけの症状や予防法、日常生活での工夫についてご紹介します。

しもやけの症状

しもやけは寒冷刺激によって血行が悪化し、局所的な炎症が生じることで発症します。

代表的な症状には以下のようなものがあります。

  • 手足や耳の赤み
  • 腫れやかゆみ
  • 痛みやじんじんとした違和感
  • ひび割れや水泡(重症の場合)

これらの症状は気温が低いときに特に現れやすく、血行の悪化が長引くと悪化することがあります。

予防策

しもやけを防ぐためには、冷えを避けることが重要です。

以下の予防策を参考にしてみてください。

1. 適切な防寒対策

手袋や厚手の靴下、帽子などを使用して末端部分を冷えから守りましょう。

特に外出時は、風通しを防ぐ工夫が必要です。

2. 血行促進

血行を良くするために、温かいお湯で手足を温めたり、軽いマッサージを行うことが効果的です。

特にお風呂でしっかり体を温めることは、しもやけの予防につながります。

3. 湿度の管理

寒冷な環境では空気が乾燥しがちです。

加湿器を使って適度な湿度を保ち、室内の冷えと乾燥を防ぐことで肌を守ります。

日常生活の工夫

日常生活の中でしもやけを防ぐために、次のような工夫を取り入れてみてください。

1. 食事で体を温める

体を温める効果のある食材を積極的に摂取しましょう。

例えば、ショウガやネギ、唐辛子を使った料理は体を内側から温め、血行を促進します。

2. 適度な運動

寒いときでも軽い運動を行うことで血行が良くなり、冷えの予防に役立ちます。

散歩やストレッチなど、無理なく続けられる運動を取り入れましょう。

3. ストレス管理

ストレスは血行を悪くする要因にもなります。

リラックスできる時間を設け、心の健康を保つことも冷え予防に有効です。

しもやけが起きたときの対処法

しもやけができてしまった場合は、患部を温めて血行を良くすることが重要です。

軽い場合は温かいタオルやぬるま湯で温め、保湿剤を塗布して肌を保護しましょう。

かゆみがひどい場合や、症状が悪化している場合は医師に相談することをお勧めします。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、しもやけをはじめとする寒冷刺激による肌のトラブルについてもご相談いただけます。

症状や対処法について不安がある方は、お気軽にご来院ください。


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。