空気の通り道が狭い可能性があります
健康診断や人間ドックで呼吸機能検査をした時に
・年齢が20歳なのに肺年齢が60歳
・年齢が40歳なのに肺年齢が80歳
このような結果が出る場合があります。
なかには、
● 閉塞障害
● 混合性障害
このような異常が見つかり、クリニックに受診される患者さんが少なくありません。
多くの場合、
● 空気の通り道(気道)が狭くなっています
原因としては、
慢性気管支炎や気管支ぜんそく
が考えられます。
多くタバコを吸っていた場合は、慢性気管支炎、肺気腫、COPD
タバコを吸ったことがなければ、気管支喘息
が疑われます。
空気の通り道(気管支)が狭い場合、特に症状がなかった思っていても
坂道や階段で息苦しい
と感じられる場合が多いです。
しかし、ほとんどの場合は年のせいや運動不足と思っています。
運動不足や年のせいで閉塞障害にはなりません。
治療をすることにより多くの患者さんは
今まで苦しかった坂道が楽に上がれた
と感じられます。
呼吸機能で異常をきたした場合
さらに原因を追究するために患者さんにとって、なじみがない特殊な検査をします
● 呼吸機能検査
● 総合呼吸抵抗測定装置 (モストグラフ)
● 呼気一酸化窒素検査
をすることにより、原因が分かってきます。
呼吸機能検査で異常があった場合は、呼吸器の原因を疑いましょう
本日も、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
最新の投稿
- クリニックだより2024年11月22日モルモットと牧草(チモシー)アレルギーについて
- 内科2024年11月22日加熱式たばことCOPDの関係:本当に影響は少ないのか?
- クリニックだより2024年11月22日働きながら親の認知症介護を乗り切るために
- クリニックだより2024年11月22日通院中の患者さんと産業医の役割について