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久しぶりに症状が悪化したとき、どうするべき?

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久しぶりに症状が悪化したとき、どうするべき?

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

当院に通院中の患者さんが、調子が良くなって通院を途切れた後、久しぶりに体調を崩すことがあります。

その際に、他のクリニックで薬をもらうこともあるかと思います。今日は、その場合の注意点についてお話しします。

過去に効果のあった薬を再開することの重要性

症状が悪化した際、以前当院で処方した薬が効果を発揮していたのであれば、その薬を再開することが最善です。

もちろん、以前の薬が効果が薄かった場合は再考が必要ですが、効果が確認されている薬を再開することで、症状の早期改善が期待できます。

他のクリニックで違う薬が処方され、それが効果を発揮しないために再度当院を受診される患者さんも少なくありません。

その場合、症状の改善が遅れてしまう可能性があります。

以前効果のあった薬を再開することが最も効率的な治療につながります。

薬手帳を活用しましょう

他院を受診する際には、薬手帳を必ず持参してください。

薬手帳にはこれまで処方された薬の情報が記載されており、医師が治療の方針を決める際に非常に役立ちます。

特に当院で処方された薬が記録されていれば、担当の医師がそれを参考にしてくれるはずです。

専門医の判断が必要な場合も

他のクリニックで診療を受けることは全く問題ありません。

ただし、呼吸器内科などの専門性が必要な場合は注意が必要です。

専門医であれば、患者さんの状態をよく見極めたうえで、自信を持って治療薬を選ぶことができますが、一般的な診療科では必ずしも適切な薬が処方されるとは限りません。

当院を受診するタイミング

他のクリニックで処方された薬が合わず、症状が改善しない場合には、ぜひ当院を再度受診してください。

当院では、これまでの治療経過を基に、患者さんに最適な治療を提案いたします。

最後に

体調を崩してしまったとき、どこで診療を受けるかは患者さんの自由です。

ただ、過去の治療履歴をしっかりと活用し、効果のあった薬を再開することが、最もスムーズな治療への近道です。

ぜひ薬手帳を忘れず、これまでの治療歴を新しい医師にも共有してください。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、皆さんの健康をいつでもサポートできる体制でお待ちしています。

どうぞお気軽にご相談ください。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。