クリニックだより

高倉健さんに学ぶ「生活の美意識」 ~白洲正子さんの言葉を添えて~




高倉健さんに学ぶ「生活の美意識」 ~白洲正子さんの言葉を添えて~

こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

今日は、俳優・高倉健さんが愛した随筆家、白洲正子さんの言葉を紹介しながら、私たちの日常生活や健康と向き合う心の在り方について考えてみたいと思います。

高倉健さんと白洲正子さんの言葉

高倉健さんが多くの文学作品や随筆を愛したことはよく知られています。

その中でも、白洲正子さんの随筆に触れ、「生活の美意識」に共感していたのではないかと思います。

白洲正子さんはその著作『夕顔』の中で、次のような言葉を残しています。

田舎にすんで、まとまな生活をしている人々を
私は尊敬こそすれ、田舎者とは言わない。
都内の中で恥も外聞もなくふるまう人種を
イナカモンとよぶのである。

この言葉には、場所や身分ではなく、人間の生き方や振る舞いがその人の価値を決めるという深い洞察が込められています。

健康と生活の美意識

白洲正子さんが語る「まとまな生活」とは、決して派手で贅沢な暮らしを意味するものではありません。

それは、自分自身を律し、周囲との調和を大切にした丁寧な生活を指しています。

この姿勢は、私たちが健康を維持するための心構えとしても非常に大切です。

生活を整えることの大切さ
  • 規則正しい生活リズム
    健康を支える基盤は、毎日のリズムにあります。早寝早起きや適度な運動を取り入れることで、体と心のバランスを保つことができます。
  • 心の余裕を持つ
    余裕のある生活は、他人への思いやりや丁寧な振る舞いにもつながります。白洲正子さんの言葉の背景には、こうした「内面的な豊かさ」が重視されています。
  • 自分を律する意識
    都会の便利さに甘えるだけではなく、自分の健康や生活を自ら管理する姿勢が求められます。

おわりに

白洲正子さんの言葉、「田舎にすんで、まとまな生活をしている人々を私は尊敬こそすれ、田舎者とは言わない」

この言葉は、場所や見た目ではなく、人間の内面や振る舞いにこそ価値があることを教えてくれます。

高倉健さんが白洲正子さんの言葉に共感したように、私たちも自分自身を見つめ直し、日々の生活や健康に丁寧に向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?

それが、より豊かで健やかな人生への第一歩になるはずです。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。